2016年10月7日(金)-10月9日(日)
リベンジの東山,姫川,桂川,北豊津,蕨岱,美々

2016年9月に計画し,函館まで入っていたのに,台風襲来で達成することのできなかった,2016年度末に廃止予定の東山,姫川,桂川,北豊津,蕨岱,美々を訪問してきました

まず初日は,朝イチで帯広に入り,りくべつ鉄道
帯広で借りたレンタカーは,新千歳空港で返却し,千歳駅前に宿泊.
翌日,道南まで移動し,イッキに5駅訪問を行いました.

今回のルート
1日目:千歳(7:15)-(7:18)南千歳(7:22)-(9:54)森(10:13)-(10:30)東山(徒歩)-姫川(12:12)-(12:18)森(徒歩)-桂川(13:48)-(14:42)北豊津/北豊津信号所前(15:35バス)-(15:53)長万部駅前/長万部(16:40)-(16:55)蕨岱(18:19)-(18:35)長万部(19:23)-(21:14)南千歳(21:19)-千歳(21:23)
2日目:千歳(5:40)-(6:22)札幌(6:39)-(7:18)石狩当別(7:45)-(8:17)石狩月形(8:40)-(8:46)豊ヶ岡(徒歩)-札比内札比内(10:16)-(10:53)石狩金沢(徒歩)-北海道医療大学(12:06)-(12:53)札幌(13:05)-(13:38)南千歳(13:47)-(13:51)美々(14:21)-(14:28)千歳(14:34)-新千歳空港(14:42)
※千歳駅で荷物のピックアップをしています
 2日目は,一日散歩きっぷを使っています



■食
 
千歳では,スープカリーの店「ラマイ」にて食事をしました
気をつけいないと,通り過ぎてしまいそうです





■鉄道

2日目に利用したのは,道央で利用可能な「一日散歩きっぷ」
冬期間を除いた土日に発売されていますが,要注意なのは,
札幌近郊で,当日しか販売していないことです.
苫小牧始発に乗ろうとして,失敗したことがあります.



■姫川駅(函館本線,1名以下/日/2016)(2017年3月廃止)
 
9月の台風襲来で,足止めを食らってしまい訪問できなかった廃止予定駅を再チャレンジです.
森から820Dに乗り,姫川駅をいったんスルー.東山から歩いて戻ってきます.

 
列車が停まっているので,遮断機が下りていますが,この位置に設置されていても
あまり効果が無いような気がします.

  
東山から,姫川駅は駅間が4.1km
ですが,実際は大きく回り込まないと到達することができません.
今回は,1時間半を見込んで移動しました.
国道には,函館-長万部間のバスが走っており,運が良ければ乗車することができます.

 
Gxxgle Mapとかでみると,一見姫川駅へ通り抜けできそうな道ですが.
ご覧の通り...通り抜けできないとの掲示が...

 
さらに進んでいくと,「姫川駅→」のカンバンが
ここからは,熊が出てもおかしくないような道を進みます.
要所要所には,行き先カンバンが出ているので助かりました

 
10:35に東山を出発して,50分
ようやく,姫川駅に到着しました.

 
写真には写っていませんが,先客が3名いました

 
森からの,函館行き4832Dが到着

 
札幌行きの北斗と交換します

 
以前,廃止後に通過したときは,駅舎が残っていましたが,いまはどうなっているのでしょうか?
周囲の住宅は4~5軒. 交換設備以外はほとんど利用が無いと思われます.

 
北斗の後に来た,4833Dに乗って,森へ戻りました



■東山駅(函館本線,1名以下/日/2016)(2017年3月廃止)
前後しますが,姫川より先に東山駅で下車し,姫川まで歩きました.
 
廃枕木利用のホームです.
最近,この手のホームはめっきり減りました

 
ホームは簡素で,待合室,屋根,ベンチはありませんが
枕木はPC製
貨物を含んだ,北海道の大動脈なのです
電化されなかったのが不思議なくらい.
廃駅後,ホームが撤去されたら,ここに駅があったことはまったくわからなくなってしまうのでは?と考えます.


駅名標は,ホームの外に立っていました

  
ホーム端,森側の階段を降りると,線路沿いにガードが設置されており
最寄りの踏切まで線路沿いに歩くことになります
駅周辺には住宅はありませんが,500mほど歩いた国道周辺には,小さな集落があるようです

 
この写真を見ただけでは,この先に駅があるとはわからないのでは?と思います.



■桂川駅(函館本線,1名以下/日/2016)(2017年3月廃止)
4833Dは森止まり
後続の長万部行き893Dまで1時間半ほどあるため,駅前で昼食を取り
2.7km離れた桂川駅まで徒歩で移動しました.
 
桂川駅は,森駅にもほど近く,国道5号も至近. 目の前は漁港のため
そこそこの人家がありますが,廃止直前の利用者は1名/日以下でした.
この日は,業者が駅周辺の草刈りにやってきていました.

  
駅入り口は,海側にありますが,肝心の風よけがボコボコになっており
役に立っていないようです
入口からの階段の踊り場にベンチが置いてあり,ここが待合室代わり

 
階段を上りきったところが,上りホームで,めずらしく逆千鳥配置で下りホームがあります.

 
上りと下りのスーパー北斗がすれ違った後,

 
893D長万部行きがやってきました.
これに乗って,北豊津まで行きます.



■北豊津駅(函館本線,1名以下/日/2016)(2017年3月廃止)
 
単線・複線の切り替え場所の信号所を駅化したのが,北豊津駅です.
信号所から昇格した駅の割には,しっかりしたホームがあります.

 
北豊津駅には14:42着
この後,長万部方面は3時間列車がありません.

 
それでも,特急は頻繁にやってきます
札幌-函館間を全線で乗る人はそれほど多くないようですが,
区間需要はそこそこあります.

 
駅舎は,かなり大きいですが,旅客用のスペースはそれほどではありません.
トイレ,水も無いため,駅寝には不適切かと思います.


北豊津駅から,300mほど海岸方向へ歩くと,函館バスの「北豊津信号所」バス停があります.
ここに,函館-長万部間のバスが4往復/日運行されており
50分ほどの待ち合わせで,長万部行きに乗れるため,このバスを利用して長万部へ移動しました



■蕨岱駅(函館本線,1名以下/日/2016)(2017年3月廃止)
 
長万部から函館本線で札幌方面へ二駅
蕨岱駅です

 
50年ほど前には,駅前に10戸ほどの集落があったようですが
今では数件が残るのみ
この数件も,人が住んでいる痕跡がありません

 
駅前に神社がありますが,立ち入りできるのはかろうじて石造りの階段部分のみ

 
廃駅になると,一日二往復のバスだけが交通手段となります

 
16:55着の2953Dで訪問,1時間半ほど滞在し長万部へ戻りました

 
駅前を国道5号線が通りますが,街路灯等は無し
ときおり通る車のヘッドライトを除くと,周辺唯一の明かりは待合室だけです.
駅廃止に伴い,このあたりは真っ暗になってしまうことでしょう

 



■石狩月形駅(札沼線,79.0名/日/2013-2017平均)
 
札沼線で北海道医療大学以北最大の乗降駅が石狩月形駅です

 
有人です.

 
朝イチの列車で到着すると,浦臼からの上り列車と交換することになります.

   
有人駅ですが,乗車券は数種類の常備軟券と,硬券入場券のみです



■豊ヶ岡駅(札沼線,1.0名/日/2013-2017平均)
 
石狩川に沿って走る札沼線ですが,以外と高低差があります.
石狩月形から,新十津川行きの列車はイッキに高度を稼ぎ
たどり着いた隣の駅が,札沼線最大の秘境駅豊ヶ岡駅です

 
時間的には,浦臼からの列車に乗ってきて,この列車で折り返すのがもっとも効率的な訪問手段ですが
浦臼側の宿泊施設が貧弱なため,札幌方面からの訪問者は移動に苦労することになります

 
駅前は舗装されていません.大型車はムリです

 
少し離れ,この建物が待合室です
昼間ですが,裸電球が点灯していました

 
やたら立派なテーブルがありますが,床は土むき出しです

 
駅周辺には,住居はありません


1.2kmほど歩いた国道257号線まで出ると,豊ヶ岡駅への案内目印が出ていますが
はたして,これだけで駅までたどり着くことができるでしょうか?



■札比内駅(札沼線,3.8名/日/2013-2017平均)
 
折り返しまで,一時間半ほどあるので,隣の札比内駅まで3.4km歩いてきました
駅間距離は2.5kmなので,1kmほど大回りをしてきたことになります

  
ちゃんと確かめていませんでした
無人駅かと思っていたのですが,駅外の薬店で簡易委託をしているようです

 
石狩月形も,この札比内駅も石狩平野の穀倉地帯にありますが
なぜ,豊ヶ岡だけ,大回りをして山の上に設置したのか謎です

 
先ほど乗車した列車が,新十津川から戻ってきました



■石狩金沢駅(札沼線,3.2名/日/2013-2017平均)
 
北海道医療大学の隣駅ですが,イッキに列車本数が減るせいか
かなりなおざり感があります.

 
札比内からの5426Dでやってきて,下車しました

 
周囲は穀倉地帯です


隣の北海道医療大学まで歩いて移動する途中
家の中央が大きく破損した住宅を発見
しかも,居住しているようです
しかし,どうやったらこんな風に壊れるのだろうか?



■美々駅(千歳線,1.0名以下/日/2013-2017平均)

今回の北海道訪問,最後に訪れたのは新千歳空港の滑走路に最も近い駅? 美々駅

 
南千歳の隣で,国道36号線間近ですが,町工場を除きまったく生活感の無い駅で
利用者皆無のため,廃止となりました.

 
幹線のため,駅舎は立派です


だだっ広い待合室に,ぽつんと4名がけのイスのみ
寂しいです

   
まったく乗降がありませんが,kitacaリーダーが設置されていました
空港に近く,間違えて降りる人がいるのでしょうか?
タクシー会社の連絡先が掲示されています.

 
ホームは2面3線
千歳線の普通列車がおおよそ1時間に一本(一部通過)
特急スーパー北斗,特急すずらん,頻繁に通過する貨物列車
大動脈です.

 
30分後の電車で千歳まで折り返し,荷物をピックアップして帰京しました.



■千歳駅(千歳線,8749名/日/2016平均)

おまけ
今回利用駅では,最大規模です




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