2019年6月7日(金)-6月10日(月)
北海道降りつぶしの旅・札沼線コンプリート編
 昨年に続き,6月の北海道降りつぶしの旅です.
 今回は,来年2020年5月の廃止が決まった,札沼線のうち,降りのがしていた駅をコンプリートする計画を立てました.
 今回は,ひたすら降りまくったため,鉄道写真か,食の写真しかありません.


■食
 
金曜午後,通院後,夜の便で札幌へ移動
本州の嵐の影響で,飛行機が1時間ほど遅れ,駅前のJR inに入ったのは夜中近く
幸い,ホテル前のラーメン屋が開いていたため入りました

 
店は,特に札幌みそラーメンをうたっているわけではありません.
何でもありの店でしたが,麺は西山系
餃子+ビールセットが安かったので注文したら,餃子のタレは問答無用でできあがったものが付いてきました.
ワタシは,酢無しの方が好みなんだが...

 
2日目は札幌でいつものジンギスカン
3日目は,長万部が急遽キャンセルされたため,東室蘭泊
東室蘭と言えば...ヤキトリorカレーラーメンの2択です.
夜でしたが,カレーラーメンを選択しました.
うまし!
カレーラーメン+餃子+ビールにしたけど,カレーラーメン単品の方が良かったかな?


最後に,空港で北海道の締め「スープカリー」
ブロッコリー,チーズを追加



■晩生内(札沼線)
 
2020年5月に廃止予定の区間
脇を走る国道275号からは直接アクセスできないため,
代行バスになったときの停留所位置が微妙になると思われます.

 
もともと,交換可能な駅構造であったことがわかります.
路線構造は,ここから浦臼方面へ向かって一直線のため,何名かの撮り鉄がいました.

 
もともとの構内踏切位置へ手すりをつけたような印象です.



■札比内(札沼線)
 
実は2回目の訪問
前回は,この駅が業務委託駅だとは知らずに,乗降しただけでした.
駅前の信号を渡った,この薬屋さんが業務委託を請け負っています.
店舗上のさびた十字マークが無ければ,ここが薬屋だとはわからないと思います.

 
昔ながらの帳場で,札比内-豊ヶ岡の乗車券を売っていました
よく見えないから,日付印は自分で押してね...と言われました
大声で呼びかけてもTVに集中して店に出てこないので,居間のガラス戸を開けて声をかけてください.

 
駅舎は前回訪問時はピカピカに掃除されていたのですが,
薬屋のご夫婦,さすがに高齢になったためか,蜘蛛の巣等が目立つようになってきました

 
ここも,昔の交換可能駅の面影を残しています.

 
唯一の新十津川行きがやってきました. むちゃくちゃ混雑しています.



■札的(札沼線)
 
浦臼の一つ手前.すぐそばの国道の交差点には,バス停があるが,平日一往復しか走っていない.
あるいみ,公共交通機関でのアクセス困難駅.

 
駅前には,中華料理店「しいたけ」があって,前から興味があるのだが,いまだに訪問できていない.

 
浦臼の学校へ通う乗客がいそうなものだが,学校が浦臼と札的の中間地点にあるため
ほとんど乗降のない駅になってしまったものと考えている.
次の列車まで1時間20分あるため,2km隣の浦臼まで歩いた.



■中小屋(札沼線)
 
このあたりは,札沼線でも駅間距離が長い区間.
石狩川沿いの田園地帯で,民家はまばらにしか存在しない.

 
開業当初から,1面1線の駅だったらしいが,貨物積替用の側線がまだ残っていた.
待ち時間1時間のため,3.3km隣の本中小屋まで徒歩で移動した.



■本中小屋(札沼線)
 
この駅をもって,電化区間を含めた札沼線の全駅乗降完了!
本数が少なくて苦労しましたが,駅間が比較的短いためどうにかコンプリートした感があります.
廃止に間に合ってよかった!

 
緩急車駅舎には珍しく,両側に出入り口があります.
学生の利用があるのか,自転車がおいてありました.

  
名所案内が「林道からの展望」というのもすごいですね
どちらへ向かったらよいのか,まったくくわかりません.
ここから,5427Dで石狩月形へ移動し,石狩月形からバスで岩見沢へ移動.室蘭本線の降りつぶしにかかります.



■志文(室蘭本線)
岩見沢から栗山方面へは,ほぼ1時間に1本バスが通っているので,
鉄道よりアクセス性がよくなっています.
うまく,本数が少ない鉄道とバスを組み合わせれば,効率よく降りつぶしができると考えました.
 
志文駅周辺は岩見沢市街になっています.
駅裏は,道央道が走っていて,車の走る音が聞こえます.
駅から,国道234号へは500mほど離れているので,路線バスは大きく迂回して志文駅前を通るようになっています.

 
駅舎はきれいに保たれていますが,馳駆0年以上です

  
万字線(廃止)分岐駅だったためか,広大な敷地があります.
2面2線の交換可能駅になっていますが,現行ダイヤでは交換は発生しません.



■栗山(室蘭本線)
 
栗山町の中心地
栗山観光協会が受託する簡易委託駅
「Eki」って何? 看板前半が墜ちたの?と思ったら
カルチャーセンター「Eki」って名前でした.

 
町の施設に併設されているため,かなりきれいに整備されています.
駅前のバスロータリーに到着するバスの案内もされるので,
直前まで待合室で待機できるようになっています

 
ここから追分方面は複線となっており,少ないながらも上下列車の行き違いが設定されています.


駅スタンプ



■栗沢(室蘭本線)
 
栗山からバスで一駅戻ってきました.
駅は,国道234号から300mほど離れていますが,バスは迂回して栗沢駅近くの交差点前に停まります.
これだけ広大な駅前駐車場がありながら,バスは駅前まで乗り入れてくれません.

 
旧2番線ホームは,夏草が生い茂り,跨線橋のみがその名残となっています.

 
45分ほど待ち,ふたたび一駅乗車します.



■栗丘(室蘭本線)
 
室蘭本線,栗沢-栗丘-栗山の栗シリーズ最後の訪問地
一番寂れていますが,通学の高校生と一緒に下車しました.

 
ここも,旧2番線後が残っています.以前は栗山方面に複線でしたが,
トンネル崩落以来,復旧もされずに単線営業を続けています.


栗シリーズで,唯一舗装されていないむき出しホームです
今日の訪問はここまで,この後バスで岩見沢へ戻り,札幌泊となりました.



■母恋(室蘭本線)
 
室蘭本線室蘭支線,ターミナル室蘭駅の一つ手前.母恋駅です
東室蘭駅で長万部方面の列車待ち合わせに1時間ほどあったため,その間に訪問しました.
国道は駅裏を通っているため,あまり交通量は多くありません.

 
簡易委託駅で,乗車券と駅スタンプを取り扱っている
駅舎は相当古いが,築年月は不明

 
室蘭支線は,今でこそ本数は少ないが,全線複線.

  
wikipediaでは,駅スタンプは存在しないことになっているが,新しいバージョンが存在していた.



■黄金(室蘭本線)
 
駅の向こう側は海
昼間の乗降客数は少ないが,東室蘭-大岸あたりまでは,そこそこの乗客がいる.

 
長万部方面は,構内踏切で渡る
駅構造は2面3線で,中央が副本線
室蘭本線では,この風が吹いたら役に立ちそうもない雨よけを何カ所か見かけた

 
ここから,北舟岡間は海岸沿いの絶景ポイントが続きます



■長和(室蘭本線)
 
黄金駅から,10分の乗り継ぎで洞爺湖温泉行きのバスに乗車
伊達紋別を経由して,長和まで行きました

 
駅まで5分ほど歩いて到着したら,待合室に先客の女子高生がいて
いままで,無人駅で先客に出会ったことがないので,ちょっとびっくりした!

 
ここにも,謎の雨よけが...
DF200に引かれた貨物列車が,高速で通過していきました

 
長和から,477Dで東室蘭の一つ手前,本輪西まで移動します.



■本輪西(室蘭本線)
 
日本製鉄に隣接しているが運河が隔てており,通勤需要はない
室蘭駅のひとつ隣だが,住宅地からも離れているため,需要はかなり少ない
駅舎は,とってつけたような感じがある.

 
ホーム建屋の柱には,カーネギー1907と読める線路が再利用されていた.

 
石油輸送時代の名残か,多くの側線が残っている

 
日本製鉄の建築中構造物を横に走り抜けるスーパー北斗



■稀府
 
難読駅です
最初は促音がつくとは思わず,なぜATOKが変換しないんだろう?と悩んだ駅名です

 
列車はドアを閉めて,出発しかけましたが
おばあちゃんが,えっちらおっちら構内踏切を渡ってくるのを発見
一旦停車して,再度ドアを開けていました


稀府駅から南稀府バス停まで500mほど歩き,道南バスへ乗車,伊達紋別へ向かいます.



■伊達紋別
 
伊達紋別駅は,すべての特急が停車しますが,町の中心は国道37号沿いとなっており,駅周辺は民家はあるものの,店舗はほとんどありません.
稀府よりバスで移動してきましたが,食事をとる場所は一カ所しかありませんでした.
どこにでもある,セコマが,伊達紋別駅周辺にはありません.

 
いかにも,昔の出札口といった感じがします.

 
伊達家が移住してきたのは知っていましたが,「北の湘南」は初めて知りました.

 
優等列車でも,停車ホームは上下分離されているようです.

  
476Dが豊浦で折り返してきた479Dが入線してきました.



■北舟岡
 
有名撮影地ですが,けっこうな乗降があります.

 
駅に接した,待合室,屋根などはありませんが,駅前から階段を上った高台に,駐輪場と待合室,トイレがあります.
ただし,この待合室は金魚鉢状態.
夏の晴れた日は,締め切っているとむちゃくちゃ暑くなります.

 
列車は交換がない限り,陸地側の番線に停車します.

  
日に数本しかない,2番線停車の列車がやってきました.
交換してから出発します



■静狩
 
大岸で大量に乗ってきた乗客は,一駅手前の小幌で全員降りていきました.
添乗員がいたので,秘境駅ツアーのようです.
すっかり静かになった列車は,長万部一つ手前の静狩へ到着しました.

 
海岸沿いに集落がありますが,駅利用者は少ないようです.
大きな待合室が,寂しい限りです.

 
こんなところに,旭浜の痕跡がありました

  
この近辺は,小幌を含めて複線区間です.
折り返しの列車を待つ間にも,貨物や,特急が轟音と共に通過していきました.



■有珠
 
折り返しで乗車した481Dは,ふたたび小幌で大量の秘境駅ツアー客を乗ましたが,往路と同様,大岸でみんな降りていきました.

 
列車を有珠で下車,道南バスで洞爺へ戻ります.




■洞爺
 
すっかりきれいになった洞爺駅
10年以上前の洞爺湖サミットの栄光にすがっているようにも見えます.

 
本来なら,長万部へ宿泊して,翌日礼文,大岸,豊浦と難攻駅を攻める予定でしたが,宿が取れなかったため,今回はここで終了です.

 
東室蘭のカレーラーメン「大王」閉店時間に間に合わせるために,ここからは特急を使います.




■東室蘭
 
何度も利用している東室蘭ですが,ここから「すずらん」を使うのは初めてです.
「スーパー北斗」にくらべ,停車駅が格段に多いので,特急という感じがしないのですが...
この785系も,廃車が決まっているようです





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