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■パムッカレ
ホテルは最上階のパムッカレに面したベランダのある部屋。ある意味,最上級の部屋になりました。
ただし,最上階はくせ者で,このホテルエレベータがありません。狭い階段を上りきった狭い部屋でした。
部屋からの景観だけは抜群ですが,カラハユットへ向かう幹線と公園に面していたため,深夜まで騒音が絶えませんでした。
ホテルへ荷物を置き,15:00...パムッカレの見学へ出かけることにしました。
料金ゲートが,ホテルから坂道を登ったところに見えます。
料金所で入場料を支払い,靴・靴下を脱いでパムッカレへ入域します。
考えていたより広く見えます。(実際歩くとさらに広かったです)
裸足になりパムッカレを歩き始めましたが,けっこう砂利が出ているのと,波紋状に固まった石灰でかなり痛いです。
水たまり?は,半液状の石灰がたまっていて,ぬるぬるします。
転んで尻をつこうものなら,ズボンが石灰で白くなるのが目に見えています。
さえぎるものは全くなく,下は白一色。暑いです。紫外線も半端ないことでしょう。
肝心なパムッカレですが,うわさには聞いていましたけど,水が涸れてとても残念な状態です。
通路に沿って,石灰棚が並んでいますが,どうみてもこれはきれいにできすぎています。 観光用にコンクリートで後から作って水を流しているように思えてなりません。
そんな感じで,あまり撮影意欲もわかず頂上まで来てしまいました。
■ヒエラポリス・ネクロポリス
石灰棚を登りきったところから古代ローマの都市ヒエラポリス遺跡が広がります。
また,西側にもパムッカレの石灰棚が広がっており,が正面よりは少しはましな状態で見ることができます。
ヒエラポリスは2世紀頃の遺跡で,しばらくは存続していたらしいですが,14世紀の大地震で壊滅したとのことです。
頂上付近には,三大ローマ円形劇場の一つと,遺跡が沈んでいるプール,博物館,古代ローマ時代の道,教会跡などが残ります。
一通り,有名遺跡を見た後,カラハユット方面へ古代ローマ時代の道をたどってみることにしました。
道と行っても,再整備されて歩きやすくなっている物ではなく,古代の道が経年劣化に任せて残っているだけです。
煉瓦敷きの道の下には,水路があったりと,当時の高度な技術力が忍ばれます。
ヒエラポリスを北方向へ15分ほど歩き,大きな門を2つ(北大門,ドミティアン門)を通り抜けると,辺り一面墓はかハカ!
広大な死者の都市=ネクロポリスが広がります。
多すぎて,いったいいくつの墓があるのか見当が付きません。
小さな物で墓標が立っているだけ,大きな物は2階建て相当の家型墳墓です。
石棺のふたが外れていたり,埋葬地が大きくむき出しになっている場所も多数ありましたが,残念ながらすべて空でした。
ネクロポリスを30分強歩くと,パムッカレの北ゲートに到着。
管理用の建物しかない寂しいところですが,ここを出て,路上で待つこと15分。
パムッカレ村経由デニズリ行きのミニバスが来たので,乗り込み,ホテルへ戻りました。
3時間以上歩き続けたのでさすがに疲れました。
雲も出ているので,日没時にもう一度石灰棚へ行って,夕景を鑑賞するのは中止し,ホテルからライトアップを楽しむことにしました。
食事に関してはまったく調査していなかったので,ホテルにて...ただ,人気がないのか客はほとんどいません。
屋上のテラスでライトアップを見ながら食事している写真がWebにUpされているのを見たのですが,最上階に出入りはできるものの,そのようなサービスをやっている気配はありませんでした。
けっきょく,屋内で食事し,その後屋上でライトアップを見ました。
翌日,4:30起床,5:45空港シャトルバス出発のため,本日も早寝です。
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パムッカレの石灰棚正面にあるホテルSAHIN
3階建てですが,エレベータはありません.
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屋上は,オープンスペース.
ホテルのHPではライトアップを見ながら食事している写真が掲載されていますが,飲食の営業は行っていませんでした.
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部屋は狭いです.
スーツケース広げると,移動できなくなります.
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ベッドも少し狭いかな?
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ホテルバルコニーからの眺め. 一等地です.
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ホテル前に広がる湖は,人工建造物っぽいです.
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ゲートで入域料を支払い,靴を脱ぎます.
石灰棚保護のため,裸足になる必要があります.
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延々と登っていきます.
人出がすごいことになっていますが,パムッカレ・ヒエラポリス見るだけなら,3~4時間あればOKなので,
宿泊せずに次の観光地へ移動してしまう人が多いようです.
しなみに,山道脇にある石灰棚は,コンクリートによる人口建造物っぽいです.
きれいにできすぎています.
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肝心のホンモノのほうですが,すっかり干上がっています.
最近は湯量がめっきり減っているそうです.
登り切ったところに,ウッドデッキがあり,裸足になるのはここまでです.
ここまで登ってきて,帰りも同じ道を歩くのがいやになりました.
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登り切った後も,カラハユットに向かってしばらく石灰棚が続きます.
これだけ広範囲に石灰棚が成長したと言うことは,昔の湯量はすごかったんだなぁと考える次第です.
しかし,緑の大地と白一色のパムッカレのギャップはすごいです.
水量が多かったときに来たかったですね!
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頂上付近,パムッカレに隣接してヒエラポリスがあります.
2000年近く前の移籍です
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そして,源泉に沈んだ遺跡が...
なんと泳ぐことができます.
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が,最大水深3mとのこと. 要注意!
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古代教会跡へ続く道.
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ここで,もう一つ有名なのが円形劇場
保存状態が良さそうですが,客席の端っこは「すぱ~ん」と切れ墜ちていました.
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道は北へさらに続きます.
ローマまで歩いて行けるのか?
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トルコ原産のチューリップの原種?が群生していました.
このチューリップ,各所でデザインに利用されています.
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どうも,両側に民家があったような箇所を通り過ぎしばらく歩くと
北ビザンツ門に到着
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さらに列柱の残る大通りを進むとドミティアン門へ...
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なにか,刻まれていますがローマ文字よくわかりません.
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ドミティアン門を抜けると,そこは死者の国
ネクロポリス
見渡す限り「墓」です.
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石棺の中に,ワタシの陰が収まりそうです.
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よくもまぁ,これだけの石材を集めてきたものです.
北ゲートを出たところにはなにもありません.
路線バスを拾って,パムッカレ村へ戻りました.
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村の中心部で,怪しげな食堂を発見.
トルコまで来て牛丼食べるかなぁ?(笑)
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ラム子さん(主婦)見てみたい気もする
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とても歩いたので,食事しに出かける気力なし
あしたも早朝出発なので,ホテルで済ませました.
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いつも通り,ビールとスープ
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ナスの肉詰め+パン
ライトアップは,薄暮の頃が一番良かったです.
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暗くなってきたら,全体像わからなくなってきました
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ライトアップと言うよりは,下山してないひと用の街灯のようにも見えます.
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