■イスタンブールの朝
5/6(水)
久々にゆっくり起きました...が,朝5時過ぎに大音量で朝の礼拝が始まり,一回起こされています。
昨日夕食をとった1Fの食堂にて,朝食をいただきます。
けっきょく,どこへ行ってもほぼ同じ内容の朝食でした。
■トプカプ宮殿
今日は,IST(イスタンブール)定番の観光地を巡ります。
ホテルは絶妙なロケーションにあるので,まずは至近にあるトプカプ宮殿へ向かいました。
トプカプ宮殿は,トラムの駅を挟んで反対側。
アヤソフィア(博物館)前を通り過ぎ,坂を登り切ったところに入口があります。
9:00オープンですで,直後に到着したにもかかわらず,すでに券売所は長蛇の列となっていました。
10分ほど並び,主要3施設へ入場できるミュージアムチケットを購入。
トプカプ宮殿へ入場しました。
実は,ここで間違いを起こしています。
まず最初に,右手奥の宝物庫へ行くべきだったのですが,行列ができていなかった左手のハレムへ入ってしまったのです。
ハレムは,別料金のため大きな行列ができることはありません。 ハレムの見学を終え,宝物庫前へ戻ってきたときには,信じられないような入場の行列ができていました。
...ので,宝物庫の見学はパス。
武器庫を見学し,2時間半の見学を終えました。
この武器庫。必見です。撮影禁止のため写真はありませんが,全身くさび帷子や,刀身2.5mの大刀など実用に耐えうるのか疑問の武器がたくさんあります。
某ラノベの世界ですね。
■地下宮殿と昼食
さて,昼食の時間まで少し間があったため,スルタンアフメドの駅近く,地下宮殿へ行くことにしました。
入場料を支払い,階段を下りていくとかなりひんやりしてきます。
地下宮殿は,昔貯水池として使われていた場所で,今でも水がたまり,魚が泳いでいます。
けっこう,地上に近いにもかかわらず,近世まで未発見だったというのに驚かされます。
かなり広い空間で,空間を支える石柱は他の古代遺跡から借用してきたらしいと言うのが通説です。
地下宮殿の端には,メデューサの首が石柱により封じ込められていました。
だいぶ,汗も引いてきたので地上へ戻り,昼食です。
トルコ式パンケーキを食べました。 ただし,チーズ入り,まったく甘くありません。
■ブルーモスク
昼食後,いったんホテルへ戻り,明日のフライトの座席を再指定します。
今回は,プレミアムエコノミーの通路側を指定することができました。
14:00をまわったので,スルタンアフメド(ブルーモスク)へ向かいます。
スルタンアフメドは現役のモスクのため,礼拝時間は一般観光客の入場ができなくなります。
正面から入場すると,さらに信者用の入口が分かれており,一般観光客はモスクの横から入ることになります。
入場料はありませんが,ゲートで服装チェック。
男女とも,肌が露出している服装はNGです。
ショールを羽織る等して入場しなければなりません。
男も,半袖半ズボンはNGです。 ワタシはもちろんこの情報知っていたので,一発パスでした。
さらに,靴を脱ぎ,モスク内へ入ります。
靴を脱いだ結果,裸足になるのは許されるようです。
モスクは,男女でお祈りをする場所が異なっていました。
男性は,モスクの最深部まで進めますが,女性は信者用入口のすぐ先までしか進めません。
よくもまぁ,この巨大な石造建築物が,柱無しで成り立っているよなぁ...というのが感想です。
■古代ローマ水道
スルタンアフメド駅からトラムに乗って,アクサライへ向かいます。
アクサライで降りて,北の方角へ上り坂をひたすら歩きます。
10分ほど登り,古代水道橋が,こんな山の上にあるのか?...と心配になってきたそのとき,
頂上の陰になって見えなかった,古代水道橋が見えてきました。
本当に,山の上にあります。
こんな,高度にまで水を引き上げていた古代ローマ人の技術力に感心します。
そして,近代設備と融合して残しているトルコにも感心しました。
■グランドバザール
アクサライまで坂を下り,旧市街のもうひとつの市場。 グランドバザールへ向かいます。
この市場は,トラムでもグランドバザールはここで下車...と言ってくれるのでわかりやすいです。
このグランドバザール,先日の食品系メインのエジプシャンバザールとは異なり,貴金属や絨毯など高級品系がメインの市場です。
当然,物の善し悪しなどワタシには判別つきません. 冷やかしだけで終わりました.
|
|
![](050601/Turkey050601_004.JPG) |
例によって,パンだけはとても充実している朝食.
|
![](050601/Turkey050601_002.JPG) |
でも,さすが観光地至近のホテル激戦区.
いままでの朝食で一番充実していたかもしれません.
|
![](050601/Turkey050601_003.JPG) |
トルコのホテルは,基本朝食付きです.
|
![](050601/Turkey050601_001.JPG) |
夕方チェックインでも,早朝に到着して「荷物預かってください」という場合でも,朝食食べていったら?...という対応をしてくれます.
もちろん,追加費用無しでアーリーチェックインできる場合もあります.
|
![](050601/Turkey050601_005.JPG) |
まずは,トプカプ宮殿へ行きました.
入場前に,チケット売り場での洗礼を受けます.
|
![](050601/Turkey050601_006.JPG) |
そして,正門へ...
|
![](050601/Turkey050601_008.JPG)
ここでは,セキュリティチェックがありました.
![](050601/Turkey050601_010.JPG)
すぐ左手にあるハレムの入り口
ここは別料金なので,あまり混雑していませんでした.
ミュージアムパスを持っていると,追加料金無しで入場できます.
![](050601/Turkey050601_014.JPG)
中は巨大です.
トルコタイルがふんだんに使用されており,採光を調節して美しく見えるように工夫されています.
途中に,巨大な合わせ鏡がありました.
撮影者が映り込まないように気をつけたのですが...
![](050601/Turkey050601_015.JPG)
合わせ鏡なので,正面から写さないと意味ないですね!
さすが,巨大なのでものすごく奥行きがあるように見えます.
![](050601/Turkey050601_029.JPG)
暖炉あり(温暖なイスタンブールですが,積雪も時にはあるようです),
蛇口あり(蛇口は無い部屋の方が多いです)
![](050601/Turkey050601_030.JPG)
水場もありました.
![](050601/Turkey050601_018.JPG)
部屋によって,調度品や彩色も異なります.
![](050601/Turkey050601_020.JPG)
![](050601/Turkey050601_023.JPG)
螺鈿?細工のあったのはこの部屋だけでした.
![](050601/Turkey050601_026.JPG)
「スルタンの大広間」
時計があって,天蓋がついていたのはこの部屋だけ
金ぴか系もこの部屋だけです.
全体的に,奥へ行けば行くほど豪華になっています.
![](050601/Turkey050601_027.JPG)
![](050601/Turkey050601_031.JPG)
窓から,ボスポラス海峡が見えます.
![](050601/Turkey050601_033.JPG)
「タイルの間」
ステンドグラスがあるのも奥の数部屋だけでした.
![](050601/Turkey050601_035.JPG)
![](050601/Turkey050601_036.JPG)
礼拝部屋
![](050601/Turkey050601_037.JPG)
外界とは隔離された中庭もありました.
排水溝も凝っています.
この構造,ネパール王宮に似ていると思ったのはワタシだけでしょうか?
![](050601/Turkey050601_040.JPG)
長い通路を通ると,ハレムはおしまいです.
![](050601/Turkey050601_042.JPG)
ハレムを出たところにあるタイルはとても色鮮やかです
![](050601/Turkey050601_044.JPG)
![](050601/Turkey050601_045.JPG)
スルタンの私室に面して噴水があります
![](050601/Turkey050601_046.JPG)
![](050601/Turkey050601_049.JPG)
チューリップ庭園
さすが,チューリップ原産国
![](050601/Turkey050601_052.JPG)
面してサンルームがありました.
![](050601/Turkey050601_051.JPG)
ボスポラス海峡に面した斜面をうまく使っています.
![](050601/Turkey050601_114.JPG)
ミュージアムパス
トプカプ宮殿とハレム,アヤソフィア,モザイク博物館へ入場できます.
![](050601/Turkey050601_053.JPG)
行列が無ければ見逃してしまいそうな地下宮殿の入り口
![](050601/Turkey050601_055.JPG)
想像以上に巨大です.
魚も泳いでいました.
![](050601/Turkey050601_059.JPG)
昔は,満水になるほど貯められていたのでしょうか?
地下宮殿の端っこにはメデューサの首が柱で押さえつけられていました.
よく見ると,ホントに蛇の髪型です.
人柱ならぬ,神柱でしょうか?
涼しくて良かったです.
![](050601/Turkey050601_111.JPG)
地下宮殿入場券
![](050601/Turkey050601_112.JPG)
![](050601/Turkey050601_060.JPG)
昼食は,トルコ式チーズ入りパンケーキ.
ビールとの相性は抜群!
これならもう一枚食べても良かった.
![](050601/Turkey050601_062.JPG)
![](050601/Turkey050601_065.JPG)
スルタン・アフメド(ブルーモスク)
![](050601/Turkey050601_067.JPG)
正面入り口を入ると,大きな広場と信者用の入り口があります.
![](050601/Turkey050601_068.JPG)
異教徒は,脇へ回らなければなりません.
ここで,服装チェックがあります.
![](050601/Turkey050601_071.JPG)
内部へ入っても,異教徒の入れる場所は限られています.
![](050601/Turkey050601_074.JPG)
男性信者は,モスク前方で礼拝できますが,女性は入り口付近より内部へは入れません.
異教徒より遠方で礼拝していました.
(トラブルを避けるため,女性側の写真は撮影していません)
![](050601/Turkey050601_072.JPG)
広角でも収まらない巨大な内部装飾
![](050601/Turkey050601_075.JPG)
![](050601/Turkey050601_115.JPG)
お布施をしたら,領収書?をくれました.
![](050601/Turkey050601_076.JPG)
のどが渇いたのでザクロ炭酸
ザクロ,杏はトルコの名物ですが,どこ行ってもザクロジュースは倍額です.
![](050601/Turkey050601_078.JPG)
ピポドゥローム
スルタンアフメドを出たところにある,古代競馬場跡
ここに,3本の柱が立っています.
手前がテオドシウス1世のオベリスク.
4世紀にエジプトから運んできたらしいです.
古代エジプト文字っぽいな?と思っていたらそのものでしTが.
![](050601/Turkey050601_081.JPG)
蛇の柱と,コンスタンチノープルの柱
蛇の柱は青銅製.
![](050601/Turkey050601_083.JPG)
トラムへ乗って,古代ローマ水道橋へ...
想定外の状態で保存されていました.
![](050601/Turkey050601_085.JPG)
どうやって揚水していたのか気になりますが,現存しているのは丘の上の部分600mほどなので,
わかっていないようです.
![](050601/Turkey050601_087.JPG)
![](050601/Turkey050601_089.JPG)
ちょっともどって,グランドバザール.
さすが,価格帯が違うので,観光客メインでしょうか?
地元民の客はほとんど見かけませんでした.
![](050601/Turkey050601_090.JPG)
|