三度目のミャンマー・マンダレーへ11-14 Feb.2016
 1年前より,乾季のこの時期に飛び石連休があるのがわかっていたため,三度目のミャンマー旅行を計画していました.
 今回は,マンダレーです. なんとなく,バガンの次はマンダレーかな?...と.

 そして,宿も,飛行機も現地エージェントを利用せず,すべて自力で手配することにしました.

<<2016年2月11日(木)>>
■ミャンマーへ
 今回も,ヤンゴンへの移動はNH913直行便です.
 成田への移動は,YCATからバス...他の移動手段が微妙に不便だったので久々のバスです.
 飛び石連休初日でしたが,バスには10名程度しか乗車していませんでした.
 NH913はほぼ定刻にPushBack. ヤンゴンへは約30分早着. イミグレには一番乗り.なにもかも順調です.
 ヤンゴン国際空港は,4年前に初めて来たときに着手していた増床工事がまだ終わっていません.いったい何年かかるのでしょうか?

■ミャンマーでプリペイドSIMを買う
 先頭を切ってイミグレを通過したため,荷物が出てくるまでの間に両替をすませました.
 空港内の両替は,どこの銀行を使ってもレートは一律です. 国立系の銀行の方が比較的きれいな札が出てきます.
 そして,今回初めて,ミャンマー国内のプリペイドSIMを購入してみました.
 ミャンマー国内には,3つのキャリアがあり,ミャンマー郵電公社のMPT,ノルウェーのTelenor,カタールのOoredoです.
 MPTは,国営だけあってサービス地域がもっとも広いようです.Telenorは通信速度がもっとも速いとのウワサです.そして,Ooredoはイスラム系ということで,仏教国のミャンマーではイチバン人気がないようです.
 さて,プリペイドSIMの販売所ですが,入国の税関検査前にTelenor,残りは入国後にあります.
 今回は主要都市ではありますが,地方へ移動するためMPTを選択しました.
 端末はあらかじめ,英語モードに設定変更. MTPの販売ブースで端末を渡し,設定も依頼しました.
 契約したのは,SIM=1500Ks,チャージ=3000Ksの系4500Ks(約400円)です. これで,従量制6Ks/MBの通信が可能です. つまり,500MB分の通信費をチャージしたわけです.
 通信速度はかなり遅かったですが,旅行中常に圏内で,接続に困ることはありませんでした.

■ホテルへ
 無事にSIMの登録作業終了. ホテルへ移動する前に,国内線へ移動し,翌日フライトのリコンファームを行います.
 ヤンゴンから夕方出発する便は少ないのですが,Air KBZのカウンターは開いていたので,リコンファームを依頼. しかし,どうにも要領を得ません.
 「明日の予約を持っているから,リコンファームお願い」と言ったつもりなのですが,"今日"のフライトは満席だから,振替はできないとなまった英語で言っているようです.
 何回かやりとりを繰り返し,「明日のこの便に変更はあるか?」と確認し,ようやくリコンファームを完了しました. ちなみに,帰りの便ではあえてリコンファームせずに,空港へ早めに到着.なんなくチェックインできています.
 Air KBZはフライト変更アナウンスも頻繁にE-mailで届きますし,Eチケット控えも発券されるので,リコンファーム無しでも問題無さそうに思えました.

 国際線へ戻り,ホテルへの移動のためタクシー乗り場へ...毎回ここで困るのは,正規の係員が誘導しているのか,白タクの客引きなのかまったく区別が付かないことです.
 ヤンゴン空港からのタクシーは,正規に乗車すれば定額で主要ホテルまで送迎してくれますが,白タクだとドルでの支払いを要求されたり,正規料金の2~3割り増しを要求されたりします.(それでも,2~3割り増しなのは,他の国に比べて至極まっとうな国民性が表れていると思います.)
 ...で,今回は,白タクに引っかかってしまいました.
 当然乗車前に価格交渉ですが...US$12か,15,000Ks払えと言ってきます. お話にならないのでタクシープールへ戻るそぶりを見せたところ,あっという間に10,000Ksまで低下. エアコン付いているというので,この価格で合意しました.日本円換算で約900円です.
 ラウンドアバウトで多少流れが悪い箇所がありましたが,ほとんど渋滞もなく明るいうちにホテル着. US$30のデポジットを含め,現金でUS$120をフロントで支払いチェックイン.
 地下~3Fはショッピングモールのかなり巨大なホテルです.

■feel Myanmar food
 ホテルから2ブロックのところに,有名レストラン「feel」があることがわかっていたので,行くことにしました.
 19:00過ぎ.ホテルの1Fはショッピングモールになっているためかなり明るいが,少し離れると足下もおぼつかないくらい暗くなる. これが,現在のヤンゴンの状況.
 ただし,車の量はかなりある. 国立博物館ヤンゴン分院,インドネシア大使館前を通り,10分とかからずにfeel到着.
 屋内外の席と合わせると,2~300人は収容できそうなほど広い.
 屋内といっても,空調は無し. 窓全開状態なので,外部とほとんど違いはない.
 不思議なことに,ミャンマーではハエをほとんど見かけないため,外部でもそれほど不潔感は無し.
 屋内に,調理済み料理が数十作り置きされており,ポークカレー,煮卵,フライドライス,ミャンマービールをチョイス.席で待つ.
 カレー,煮卵は適量だったのですが,フライドライスの量が半端ないです.失敗でした.
 でも,満足して退席. 満腹です. 外にはミャンマー式デザートの屋台等が出ていて,興味をそそられましたが,次の機会です.
 料理の種類も多いし,席も多いので,なかなか良い店でした.

 翌日は8:15のフライト. チェックイン締切は1時間前なので,ホテルは6:00出発の予定.
 酔いもそこそこに就寝しました.
NH913の機内食. BKK路線より長距離ですが,ワンプレートサービスです.


TAW WIN GARDEN HOTEL
ヤンゴン環状線のPyay Road駅至近にあり,地下~2Fはショッピングモールとなっており,露天も含めて昼間はかなりの人出があります.


受付は4F. ここには広大なレストランやビジネスセンターがありますが,利用者はほとんどなく閑散としていました.
 しかし,US$89は高いです.


これだけ広い客室なら,欧米なら安い金額かもしれませんが,1泊平均月収並みの金額設定は...


シャワールームもキレイでした.


 
荷ほどきして,2ブロックほど先の「feel」へ
20:30までとなっていますが,20:00過ぎても続々と来店していました.


 
料理は作り置きがあるので,コレとコレといった感じで注文すると席まで持ってきてくれます
山盛り野菜,スープ,米は注文しなくても付いてきます.


 
席は店内と,軒下? あわせて200名以上は入ることができるでしょうか?
乾季なので,日が沈めばそこそこ過ごしやすいです.
店内はエアコン入っていないため,外の方が過ごしやすいかもしれません.



もっとも安全な飲み物ビール. なぜかどこへ行ってもジョッキが出てきて,ボーイが注いでくれます.
味は日本のものに近く,飲みやすいです.


 
フライドライス,ピリ辛煮卵,ポークカレーを注文.
久々にミャンマーの脂身カレーを楽しみました.



人出があるのは店周辺だけ.
ほとんど歩きの人はいませんが周囲は大使館等なのでそこそこ安全です.


<<2016年2月12日(金)>>
■マンダレーへ
 観光客にはあまり関係ありませんが,今日は,ミャンマーの建国記念日に相当する日.祝日です.
 8:15のフライトに間に合わせるべく,6:00にチェックアウト. 前日に頼んでおいたのでブレックファストBOXを準備してくれました.

 ミャンマーの朝は早いです.
 通勤通学は朝5:00台から移動が始まります.さすがに車の量は少ないですが,道路工事もあり,空港まで約30分かかり,多少やきもきしました.
 AirKBZのチェックインカウンターで問題なくチェックイン,胸にフライト別のシールを貼られます.
 この後,セキュリティ検査ですが,いつもはザルの検査で,ブレックファストBOXの水がひっかかり,廃棄しようとしたところ,ちゃっかり係員のものに...
 それ以外は,PCもカバンから出さずにチェック終了. 相変わらず混雑している待合室で朝食をいただきました.

 フライトは,搭乗開始予定よりだいぶ早く,7:40にアナウンス.
 日本製の中古バスに乗り込み,8:00には離陸していました.
 空港へは,多少早く着いていたので,窓際席. ...とはいっても,朝靄と窓の汚れで下界の景色はほとんど見えません.
 機材はATR72-500,例によって機内食が出ます.
 飛行機は順調に飛び,早発した分,20分早くマンダレー"国際"空港へ到着.なんと,ボーディングブリッジがあります!
 ATR72にはボーディングブリッジを接舷することはできないので,目の前のターミナルビルへバスで移動. 無人のイミグレーション(国際空港なのでイミグレーションがありますが,国内線と共用のため,不要時は無人となっているようです)を素通りして,Baggage Claimへ.
 なんと,ターンテーブルがあります. 隣のニャンウー空港とは大きな違いです.(ちなみに,エアコンも効いています!)
 ほとんど意味がない(ATR72にはカーゴコンテナを積み込むことができないため,預け荷物はすべて手作業で積み込み,手作業で荷下ろしします.これをわざわざ地下まで運んで,ターンテーブルへ流すのです)ターンテーブル脇で荷物を待ち,到着フロアへ...
 現地ツアーの出迎えがたくさん待っていますが,ワタシはタクシーカウンターへ. ここでは明瞭料金です.マンダレー市内まで占有で12,00Ks,4人シェア(4人集まらないと出発しません)で4,000Ks. ここでは占有を選択.まずは今夜の宿泊先,マンダレーシティーホテルへ移動しました.

 空港は,なにもない原野の真ん中にあります. 一本道の道路を100km近いスピードでタクシーは走ります.
 さすがに,市街地に入ったところで交通量は増えましたが,順調に市内中心部のホテルに到着.
 ヤンゴンとは異なり,細い道が碁盤の目のようにクロスしています.下町がそのまま大きくなったようなイメージの町です.
 そんな,ゴミゴミした町中ですが,50mほど表通りから中に入ったところにマンダレーシティーホテルはあります.なかなか落ち着いていました.

 11:00前にホテルへ到着し,今夜の予約があるから,荷物を預かってくれ!と頼んだところ,チェックインさせてもらえました.
 重い荷物をdropし,カメラだけを持って,マンダレー市内に繰り出しました.


■バイクタクシーに乗って...
 休憩もそこそこに,まずは徒歩で移動可能なマンダレー駅へ向かいます.
 Google Mapからは駅正面口の判別がつかなかったため,勘で向かいましたがみごとに失敗.行けども行けども壁!しかたなく戻ったところで,車止め発見.ここから,線路上をマンダレー駅へ向かいました.

 マンダレー駅は,広大かつ巨大です.
 長大編成をさばけるホームが4面8線. ほかにいくつかの引き込み線があります.
 駅上には7階建てのビル.ホームの上に巨大ビルが建築されており,地震発生地域のマンダレーでこの構造は大丈夫なのか心配してしまいました.

 駅構内へは,他のミャンマー国内の駅と同様に自由に立ち入ることができました.

 駅周辺でうろうろしてしまったので,けっこう時間を浪費してしまい,昼過ぎになってしまいました.
 駅前にたむろしていた,バイクタクシーを捕まえて,「Entrance of Mandalay Palace」と言いましたが,通じません. 会話が成り立たないので,最後には地図を引っ張り出して「ここ!」「How much?」「5,000ks」「too expensive」(この時点で会話不成立!)...
 仕方がないので,立ち去ろうとするゼスチャー...どうにか3,000Ksで交渉成立. スクーターの後ろにまたがりました.
 マンダレー王宮入り口まで2Kmほど...ところが,バイクタクシーまったくスピードが出ません.荷物を抱えて荷ケツ,日頃バイクに乗り慣れていますが,けっこうしんどいものです. ガンガンとばす乗用車の間を縫って右折・左折...どうにか無事にマンダレー王宮へたどり着きました.

■マンダレー(旧)王宮
 マンダレー王宮は,一辺2Kmほどの正方形をしており,マンダレー市街の中心にあります.
 第二次大戦末期,日本軍と連合国軍の戦場となり主要な建物は焼失してしまったとのことで,城壁と,再建された建物群が観光対象となっています.
 王宮は堀に囲まれており,いくつかの橋が架かっていますが,入口は東西2箇所で,ワタシは観光ポイントが集まっている東側から入退場をしました.

 東側の門には,特に入場をチェックする係員もいなかったので,そのまま入場しようとしたところ,そばにあった係員駐在の建物から声がかかり,「入場料払え」...と.
 そういえば,まだマンダレー入域料金を支払っていません.
 US$10支払ったところ,この札じゃイヤだ.他の紙幣はないのか?と言われました.新札が欲しいようです.贅沢です!(笑)
 紙幣をとりかえ,10,000Ksの入域チケットを入手しました.

 東門を入ったところで,またもやタクシー乗っていかないか?声をかけられます.
 王宮の中心部まで1Kmほどあるので,乗っていかないか?ということなのですが,「歩くからいらない!」と返事し,中心部へ向かいました.
 祝日ですが,あまり観光客は多くないようです.

 暑かったですが,10分ほど歩き,中心部へ. 王宮はかなり古色がついた状態で復元され,良い雰囲気が出ています.
 120段ほど階段を上り,眺望タワーに登って王宮の見学を締めました.
 その後,東門外側にある「City Cafe」でfish & chipsです.もちろん,ミャンマービール付きで...
 ここの食堂?はエアコン完備.外国人がひっきりなしにやってきます.

■Shwenandaw Kyaung(シェーナンダー僧院)
 夕暮れのマンダレーヒルにあわせて,City Cafeでまったりした後,店の前で今度は車のタクシーを拾い,Shwenandaw Kyaungへ.
 マンダレーにいくつかある,木造建築の寺院です.
 この後どうするのか?マンダレーヒルには行かないのか?しつこく聞かれましたが,Shwenandaw Kyaungでさようなら...
 やはり,木造建築は落ち着きます. 旅の坊様一行と少し会話し,ここでもまったりとした時間を過ごしました.
 マンダレーは沿岸部のヤンゴンとは違い雨量が少ないはずですが,木造建築はどこへ行っても高床式です.

■Kuthodaw Pagoda
 Shwenandaw Kyaungから通りを挟んで徒歩5分.
 本堂のまわりを,巨大な大理石に刻み込んだ仏典が取り囲んでいるKuthodaw Pagodaです.
 正直言って,本堂はどうでも良いですが,仏典(石碑)群は壮観です. マンダレーヒルから見下ろしても異様な光景を見ることができます.

■マンダレーヒル
 16:00を過ぎたので,マンダレーヒルへ登ることにしました.
 ただし,下からがっつり登山する気は端から無いので,Kuthodaw Pagoda前でタクシーを探します.
 車のタクシーが捕まらなかったので,またもやバイクタクシーに...
 これが,かなりきつかったです.
 頂上直下まで,バイクに荷ケツ.つづら折りの山道を非力なバイクであえぎあえぎ登っていきます. 要所要所で,後続の車からは「どけよ!」とクラクションの嵐.
 カメラを3台担いでいたので,20分ほどの乗車はかなり疲れました.
 バイク運転手には,「帰りも乗っていくんだろ? ここで待っているからな!」と言われましたが,こんなにしんどいなら,徒歩で下山した方がましです. 「要らない」と言い残して,分かれました.
 マンダレーヒルの最後の登りは,エスカレータです. すでにここは仏教施設なため,裸足になっています. 人生初めて裸足でエスカレータに乗りました. 微妙な感じです.
 エスカレータを降りたところには,カメラ持込料金の徴収所があり,1,000Ks取られます. 胸に支払い済みシールが貼られるため,自力登山してきて徴収所前を通らなくても,おそらくNGでしょう.
 頂上からは,マンダレー市内を360度見渡すことができます. ひととおり眺望を楽しんだ後,日没までは大理石の床でへたっていました.

 ところが,地平線周辺はもやっていて,太陽が隠れてしまったため,日没前に下山することに...
 標高270mをイッキに下ります. 参道はすでに薄暗く,店も大半が閉まっていました.
 30分ほどで下山. 参道入口で今度こそ,車タクシーを捕まえてホテルへ戻りました.

■夜のマンダレー
 明日は,郊外観光を含め最終的に空港まで移動するため,見学プランを書き出し,ホテルフロントでタクシーのチャーターを依頼.
 40,000Ksで合意. そのまま,夜のマンダレーへ出かけましたが,20:00近くのためほとんど商店は開いていません.
 始終ビールを飲んでいたため,体が疲れてあまり食欲もなく,ホテルへ戻り軽食後早々と就寝してしまいました.
ホテル提供のブレックファストBOX. おいしくいただきました.


AirKBZ.CAさんは男女1名ずつ


こちらでも軽食をいただきました.
ミャンマー国内線航空会社3社目ですが,みな質が高いです.


マンダレーシティーホテル入り口.
この,建築中というか,廃墟の中を通って入ります.
ホテルのネオンサインがなければ,気づかずに通り過ぎてしまいます.


内部は,車寄せがあってかなり立派です.
あの,入り口さえなければ...


午前中到着だったため,ホテル内は閑散としていました


それでも,すでに歓迎○○○様と掲示されていました.


歩いてマンダレー駅へ...線路らしきものを発見! たどっていったところ,駅にたどり着くことができました.


線路の先に,なにか巨大な建物が建っています.


 
線路は,建物の下に消えていました.
ここがマンダレー駅です.
しかし,こんな貧弱な基礎の上に巨大な建物...大丈夫なんでしょうか?



しばらくしたら,JR北海道キハ150が入ってきました


 
タイフォンがラッパ(笑)に魔改造されています.
そして,かすれていますが「学園都市線」表記の右側には...FIRST CLASSの表示が...
出力が余りすぎているのか,1両はエンジンを止めているようです.



改札口?には,ヤンゴン行きの時刻表が掲示されていました.
15時間の旅のようです.




マンダレー駅から乗ったバイクタクシーの運ちゃん
ミャンマー数字,いまだに読めません.


  
東口より入場.10分ほど歩きます.
王宮前には先込式の大砲が...石の車輪がいかにもミャンマーです.


  
内部は,似たような建物がたくさんあります.
らせん階段を上り,見晴らし塔を登りました


 
遙か向こうに,これから行くマンダレーヒルが...



 
昼食は,City Cafeでおしゃれに...




Shwenandaw Kyaung
チーク材で作られているらしいです.



地方から出てきたらしい尼さん
快く撮影に応じてくれました.


  
日本人的には,金ピカでない方が良いです.



  
Kuthodaw Pagoda
本堂を取り囲むように数百の白亜の小塔が...中には1つづつ仏典が収められています.



そして,マンダレーヒルへ...
 
裸足で乗るエスカレータは,変な感じです.


 
マンダレー市内を一望できます.
西北西には,刑務所らしき建物が...


 
エーヤーワディ川に反射する夕日...下層の天気がイマイチでした.
そして,真っ暗になる前に下山へ...



うずらに化身した仏陀様らしい...




夜中のマンダレー市内
これは,ヴィクトリア女王即位記念に建てられた時計塔.
あとから道が拡幅されたため,道路の真ん中に建っています.


<<2016年2月13日(土)>>
 弾丸マンダレー,今日の夕方にはヤンゴンへ戻ります.
 朝食は,ホテルのブッフェ式洋食. けっきょく,今回もモヒンガーを食べませんでした.

 本日の予定は,タクシーをチャーターして,AmarapuraのMahagandhayon Monastery,U Bain Bridge,Kyauktawgyi Temple
 マンダレーへ戻って,Mahamuni Buddha Temple,Shwe In Bin Monastry,King Galon Gold Leaf Workshop.
 昼食後,The Inwa Bridgeを経由してマンダレー空港までの計画です.

■Mahagandhayon Monastery(マハーガンダーヨン僧院)
 特に古い仏閣があるわけではありませんが,この僧院には,僧侶,尼僧がとてもたくさん在籍しています.
 朝の托鉢を終えた僧達が10:15ごろから一斉に朝食を始める様は圧巻です. 欧米系を含めて,たくさんの観光客が押し寄せ,整然と列を作って食事へ向かう僧達の写真を撮っています.(かくいうワタシもその一人ですが...)
 30分強滞在し,次のU Bain Bridgeへ向かいました.

■U Bain Bridge(ウーベイン橋)
 世界最長の木造橋(ギネスには載っていません).
 11:00に到着.片道1.2kmありますが,20分で帰ってきてくれと運ちゃんは言います.
 対岸まで渡って,Kyauktawgyi Templeを見学,しっかり1時間20分かけて往復してきました.
 湖の上なので,めっさ暑いということはありませんが,汗だくになりました.
 橋の下のベンチでビール飲んでいる人たちがうらやましかったです.

■Mahamuni Buddha Temple
 黄金仏のある寺院です.
 参拝者が,仏像に金箔を貼り付けていくので,年々仏像が太っていきます.
 ワタシも,金箔貼り付けたかったのですが,売っているところを見つけることができませんでした.
 King Galonを先に回れば良かったです.

■Shwe In Bin Monastry
 ここも,木造の寺院です.
 マンダレー市街地からすこし離れているので,ほとんど観光客はいませんでした.
 本堂脇の講堂でテープを使った講話会らしきものを実施していました.

■King Galon Gold Leaf Workshop
 タクシーの運ちゃんおすすめの店で食事.ミャンマーの食事は全体的に塩分が少ないのですが,ここはほどよく効いていて,疲れた体にはとてもおいしく感じられました.,
 その後,King Galonへ.ここは,金箔工房. 遙か昔の日本と同じように,ハンマーを使って手作業で金箔を作っています.
 どこの工程でも,間近まで近寄って写真を撮ることができます.
 店名と同じ,Gold Leafを1枚購入しました.

■Inwa Bridge
 一通り観光を終えたので,Inwa Bridgeを経由してマンダレー空港へ.
 Inwa Bridgeは新旧2つありますが,エーヤーワディ川に架かる数少ない橋の1つです. 建造100年以上,車道の中央部に鉄道用の鉄橋が敷かれています.
 けっこう高さがあります. 鉄道部分は,下が吹き抜けです.

■ヤンゴンへ
 リコンファームをしていないため,マンダレー空港へは出発の2時間前に到着.
 腐っても国際空港? 1時間に1本程度の離発着しかありませんが,マンダレー"国際"空港は2Fが出発フロア,1Fが到着フロアと分かれています.
 いったん1Fに降りてから,空港の全景を撮影. 再度2Fへ戻り,チェックインへ.
 ここで,紙に印刷されたeチケットではなく,PDFをPC画面に表示させてのチェックインにチャレンジ.
 結果,まったく問題なくチェックインできました. AirKBZは紙+リコンファームが必要な他のミャンマー国内のキャリアとは異なり,Web予約/決裁+リコンファーム不要な普通に使い勝手の良い航空会社と言うことになります.

 予約していたK7227便は,遅れもなくマンダレー空港へ到着. そのまま便名変更せずにヤンゴンへ向かいます.
 K7227はループ便のため,前の出発地から乗り通す人たちは,いったん降機せずに搭乗したままです. ミャンマー国内はヤンゴン以外では座席指定がないため,途中から乗機する我々は,空いている座席を探して着席することになります.
 とはいえ,この便は約9割の搭乗率. 楽々エーヤーワディ川の座席を取ることができ,夕日を眺めつつ,ヤンゴンへ戻りました.

 ヤンゴンへは定刻19:00到着.
 マンダレーにはターンテーブルがありましたが,ここにはありません. 職員?が荷物を1つづつハンドキャリーで到着ロビーへ持ってきます.
 無事受け取り,白タクの客引きをくぐり抜け,空港目の前のシーズンズヤンゴンへチェックインしました.
 車だと,駐車場を大きく迂回しなければなりませんが,徒歩なら道を2本渡るだけです.

 シーズンズヤンゴンは,空港目の前ですが,まったく騒がしくありません.
 50mほど歩いて空港前道路に出れば,現地食堂もあります. ホテル内に中華食堂もあります.
 各種予約サイトでは満室でしたが,けっこう空室もあるようでしたので,満室でもあきらめずに,直接コンタクトを取ることをおすすめします.

 maid in Myanmarのみやげを入手しようかと思っていましたが,マンダレーまでで目的は果たしたので,中華で食事,翌日は3:00起床のため,早々に就寝しました.


Mahagandhayon Monasteryでは10:15頃から僧侶の朝食が始まります.
この時間に合わせて,多くの観光客が押し寄せます.
ここでは,数百名の僧侶を受け入れる準備が進んでいます.


 どこからともなく,多くの僧侶が整然と列をなして現れてきます.
 沿道には,僧侶への托鉢用の品々を売る露天が出ています.


年配の僧侶はほとんど見かけません.


ほとんど裸足,ときおりビーチサンダルですが,ミャンマー国内の一般人はほとんどがビーチサンダルで,これで車もバイクも運転します.


 食堂前で,少女の尼僧が托鉢した品々を納めるためのビニール袋を配っています.


食事風景.あぐらをかいています.



 
U Bain Bridge 1.2Km先の対岸まで橋は続いています.
直射日光を遮るものはありませんが,湖の上を渡ってくる風はさわやかです.


 
ときおり,屋根付きの休息所がありますが観光客相手の店が占拠しています


 
自転車は,押して通るのがルールのようです.
入り口には段差が設けられていて,そのまま進入できないようになっています.
反対側まで渡ると,ほとんど観光客はいません.



 
対岸にあるKyauktawgyi Temple
まったく観光客無し.静かです. 隣は小学校です.



 
Mahamuni Buddha Temple
参拝者が金箔を貼り付けていくので,年々ぶくぶくと太っていくそうです.
ワタシも壇上へ上がりましたが,すぐに連れ出されてしまいました.



  
King Galon Gold Leaf Workshop
昔ながらの手作業で金箔を作っています.
日本とは違い,和紙ではなく,たたきつぶした竹を使っているらしいです.
金箔を梱包する作業場へも入ることができます.



 
Shwe In Bin Monastry
ここも,高床式木造建築です.
かなりエーヤーワディ川に近い場所にあります.
仏像周辺は女人禁制になっていました.





今日も昼食はポークカレー
ここはめずらしく塩分が効いて,ここ数日大汗をかいていたワタシには心地よい味でした



 
Inwa Bridge(旧)
エーヤーワディ川に架かる数少ない橋
マンダレー-ザガイン間の鉄道橋と共用している
車は有料




 
マンダレー空港
国内線もパスポートコントロールで搭乗チェックを受けなければならない
(ただしザルです)



 
帰りもAirKBZ
FryTeamのスケジュールには乗っていない便です.
乾季なので,夕日がすばらしい.



 
3度目にして初のSeasons Yangon
便利ですが,周囲には何もありません.


<<2016年2月14日(日)>>
■バンコクへ
 3泊4日実働2日間のミャンマー滞在は終了.バンコク経由で帰国します.
 現在のところ,ヤンゴンからの直行便は深夜便しかないため,昼行で移動したい場合はバンコク経由にする必要があります.
 当初は,8:00発のバンコク便を予約していたのですが,フライトがキャンセル. 6:05発のバンコクエアウェイズPG706で帰国することになりました.
 初のバンコクエアウェイズ,初のプロペラ機(ATR72)による国際線です.
 NHより連絡があり,フライトキャンセルになったため...との説明で逆質問.
 ・スルーチェックイン/スルーバッゲージできるのか?
 ・リコンファームは必要なのか?
 キャリア側の都合で振り替えたにもかかわらず,自分で調べてくれ! ひどい話です.
 結果,リコンファーム不要,スルーチェックイン/スルーバッゲージOKだったのですが...

 6:05発PG706,チェックイン締切は1時間前のためホテルは4:30チェックアウト. 荷造り等含めて3:00起床.
 もちろん,朝食は営業時間外,国際線なので機内食が出るだろうと思い,ブレックファストBOXも辞退.
 さすがに辺りは暗く,車も,人通りもほとんどありません.
 チェックインカウンターは3つだけ細々とOpenしていました.
 客も少ないため,あっという間にチェックイン,イミグレ終了. 搭乗待合室へ移動しましたが,セキュリティが開始されていません.
 shopもすべてclose. 仕方がないので,ベンチでぼけ~っとしていました.

 ATR72なので,バス移動. 搭乗率は7割ほどでしょうか? 前後左右は無人だったため,リクライニング全開で熟睡していました.
 あぁ.もちろん朝から焼きそばの朝食は完食しています.

■帰国
 バンコクではトランジットのセキュリティがとてもヒマそうだったため,手荷物を隅から隅までチェックされました.
 国際線エリアでは,まともなみやげを物色. けっきょく,ここで買ったトロピカルフルーツウェハースは,もっともまともでないみやげになりました.
 まさか,ドリアン味があそこまでひどいとは!(笑)
 あとは,羽田まで再度熟睡モード
 今回のスルーバッゲージはロストすることなく,無事帰国いたしました.
 ヤンゴン空港早朝一番便のPG706
 高級路線を売りにしているバンコクエアウェイズ...
 機体はかなり年季が入っていました.


 朝食から無国籍風焼きそば.
 メシ抜きだったので完食


 こちらは,NH814ビジネスクラスの牛煮込み.
 かなり堅かった!


 
マンダレー入域料
要所要所でチェックされ,スタンプを押されます




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