最西端へ(5日目)
 

メトロの入口です
「SHOPPING」の方が目立っており,「M」マークが無ければ
見落としてしまいます


■□■最西端へ(2018年5月2日(水)=5日目)■□■
リスボンの滞在時間は限られており、世界遺産やら、遺跡やらを回っていたら超かけあし、かつ、回りきれないことは明白なので、ここはワタシらしく(笑)乗り物に徹することにしました。
■ロカ岬
まずは、ユーラシア大陸鉄道最西端の駅、「カスカイス(Cascais)」を目指します
ホテル最寄りの地下鉄駅「Baixa-Chiado」へ2ブロック、徒歩で移動、この駅はAzラインとVdラインの接続駅なのですが、ライン毎に乗車する改札口が異なっており、ちょっと迷いましたが無事Vdラインへ乗車
隣の「Cais do Sodré」で下車。
駅ナカで朝食でも...と思っていたのですが、電車が出発間際だったので、ポルトガル国鉄の近郊路線に飛び乗りました。
このCais do Sodré-Cascais間の電車は、全線電化の複線、所要時間45分ほどの路線で、快速電車だとさらに10分ほど所要時間が短くなります。
運用は、不定期なため、今回は行き当たりばったり、無計画な乗車になりました。
途中で大航海発見のモニュメントや、4月25日橋を眺めながら、リスボン近郊の街に停車しつつ、カスカイス(Cascais)到着
平日午前中の乗車でしたが、学生を中心にそこそこの乗車率でした。

せっかくカスカイス(Cascais)まで来たので、ここからバスに乗ってさらに西を目指します。
本日の最終目的地、ユーラシア大陸最西端のバス停「ロカ岬」です。
カスカイス(Cascais)までは、昨日購入したLisboaカードが使えたのですが、ここから先は現金払いです。
この、ロカ岬への黄金ルートは、世界遺産のシントラからバスに乗ってやってくるという、今回とは逆回りらしいのですが、ワタシの場合は「乗る」中心に計画したため、結果として空いている方のバスを利用することができました。
カスカイス(Cascais)からロカ岬へのバスはきっちり30分間隔。 ここでも、5分待ちでバスに接続したため、またしても朝食を食べ損ねました。

バスに乗ったのは、ぜんぶで10名ほど。
どう見ても、ご同業、ロカ岬へ行く人は5名、残りは地元のオバサンたちです。
バスは山間部の隘路をこれでもか!と、スピードを出します。
どうやら、このくらいスピード出さないと、スケジュール通り運行できないようです。
45分ほどかかりましたが、無事ロカ岬到着。どうにか天気も持っています。

ロカ岬でベーグルの朝食を軽く取って、10ユーロもする最西端証明書を入手。
来た道を引き返して、Cais do Sodréへ戻りました。

■ガントレット
ここまで来たら、残りのスケジュールも乗り物です!
幸い、Cais do Sodré駅近くの歩いて行ける距離のところに、ケーブルカーと、ガントレットがあるようなので行くことにします

ケーブルカーの駅は、ぱっと見、普通のアパートと区別が付きませんでした。
行列も、駅舎内のみだったので、あやうく通り過ぎるところです。
このケーブルカー、日本とは違い全線ガントレット構造になっていて、交換設備にポイント切替機などはありません。
ケーブルも、地中に埋め込まれており、人も車も、軌道上を自由に行き来していました。

ケーブルカーで上まで上り、写真を撮りながら歩いて降り、そのままガントレットへ向かいます。

ちょっと残念なことに、ガントレットと思っていた箇所は、昨晩と同じ、回転半径を得るために大回りをしている箇所でしたが、それなりに堪能しました。

その後、トラムを待っていたのですが、なかなか来ないため、トラムと同じルートを通る、28eのバスに乗車、終点まで乗りました。
この先にある本格的なガントレットを見に行くつもりだったのですが、残念ながら道路工事で運休中。
マルティン・モニス広場まで下って、ホテル近くまでトラムに乗車、昨晩チェックしていた交差点に12eのトラムがやってきたので、写真撮影をしました。

このあと、土産物屋へ行き、ポートワインの試飲をしつつ、2本購入
夕方になり、寒くなってきたため宿へ帰りました。

アパートの入口と見間違えます



正面まで来ると,下へ階段が続いているため
ようやくメトロだと判別が着きます



思ったよりきれいで安全そうです


 
お隣のスペインでは,自動券売機の写真を撮っていたら警備員に制止されたので,おそるおそる写真撮影
...特に,クレームは付きませんでした


 
先ほどの,改札フロアの直下が線路になっています.
列車は,朝の通勤ラッシュ直後でしたが,ほぼ10分間隔
特に,時刻表とかは見当たりませんでした.



地下鉄の車内
プラ製のクロスシートです
車両間の移動は可能でした



 
Cais do Sodré-Cascais間の電車
すべて同じ車両形式ですが,全面広告のものが導入されていました



さしずめ,カスカイスへ行こうぜ号?


 
そのCascais駅
ユーラシア大陸最西端かつ,どん詰まり駅です
屋根は申し訳程度...


 
列車は,ほぼ20分ヘッドでした



駅改札
あまり,自動券売機は人気が無かったようです



駅正面
駅とは気づかずに通り過ぎてしまいそう
郵便局ですと言っても,信じてもらえそう




ロカ岬経由,シントラ行き403番のバスに乗車


 
バスは,日中30分ヘッドで運用されていますが,シントラ→カスカイス方面はけっこう遅れるみたいです
途中に観光地があるからでしょうか?



バスは,観光案内所前に停車
Gxxgle Mapを必死に見ながら,降車ボタンを押しました
この周辺のトイレはすべて有料で,料金ゲートが設置されています
観光案内所の隣にある土産物店でようやく朝食にありつきました


  
観光案内所からは,ロカ岬のモニュメントが見えます


 
ロカ岬灯台もあります.



往路の逆ルートをたどって,Cais do Sodréまで戻ってきました
ケーブルカーは,Cais do Sodré駅から徒歩圏内にあります.

周囲のアパートや商店に溶け込んでいるこの建物が,ケーブルカーの駅舎


 
内部はこんな感じで...



車内は,3人掛けシートが4つ.
立ち席乗車を含め20人も乗車すれば満員です


 
このケーブルカーの車両...パンタグラフの形状が謎です
なぜ2つ付いているのか,理由がわかりませんでした.


 
運行距離は200mほどでしょうか
上り坂を歩いてもさほど苦にならない距離です
この「人型」マークは,人間はこちらを歩けという印なのでしょうか?


  
線路は,左右線で完全に分離
ある意味,始点から終点まで全域ガントレットと言うところでしょうか
左の写真で6本の線路が引かれていることがわかります
左側通行の列車専用線路,右側通行の列車専用の線路,地中のケーブル用の6本です


 
行き違いの箇所です
利用する線路が,左右で異なっているため,ポイントは存在しません
メカがからまないので,メンテナンス性が良いのかもしれません




ケーブルカーを往復したところで,トラムに沿って移動,次なるガントレットもどき箇所へ行きます.
トラムは古い町並みにしっくりきますね!




車1台分のガントレットのように見えるこの箇所は...



右折するために回転半径を稼ぐためにこのような形状になっています


 
まぁ...この箇所になら駐車しても大丈夫そうですが...
誰か留めないか,しばらく待っていましたがダメでした



 
サン・ジョルジェ城まで28eのバスに乗車し,Martim Moniz広場方面へ下ります



トラムが,軒下をかすめるように通過していく,味のある光景です



Martim Moniz広場から,28eのトラムに乗って,サン・ジョルジェ城の下,宿近くで下車
今日は,すぐ後ろに12eのトラムが走っていたので,昨日の謎ポイントでトラムが来るのを待ちます

やってきました


 
歩行者を押しのけ...(笑)
右折していきました




夜は,オープンデッキで凍えながらビールを飲みつつパエリア
味うんぬんより,寒かった印象しかありません



 
世界の最西端までよくぞやってきました証明書
日本語での記載もあります
10ユーロは高い!ぞ
 


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