4度目の長崎. 思い返せば,前回来たのは2007年11月17日(土). メインは島原鉄道廃線前の乗りつぶしと軍艦島クルーズ(失敗)だった.
もう,6年も経っていたのか?!
前回来たときは,乗っていた飛行機が着陸再履行(いわゆるタッチアンドゴー)をしてくれたため,スケジュールが大幅に狂い,予定していた旧車に乗車できず,翌日の軍艦島クルーズは波が高かったため,港内からも出ることができず,個人的には抗癌剤で体調絶不調,頼んでおいた某製作はまったく進んでおらず,さんざんな長崎行きだった.
2013年7月13日(土) 9:55 定刻より10分ほど早く,長崎大村空港に到着. 1週間早く梅雨明けしたため,ギラギラした太陽が容赦なく照っている.
今回は,海の日周辺で企画. 運良く梅雨明けしていれば,天候がもっとも安定しており,無事上陸できるハズ!
...が,特大台風が沖縄直撃中! 長崎地方は微風で天気良しなのだが,7/13(土)はまったく上陸できなかったようだ.
こんなこともあろうかと,今回は飛行機をチャーター済み! しかも2機...というか,希望者つのったら1機に収まらなかったので,急遽追加.
今回チャーターしたのは,セスナT303(ツインオッター)+セスナ172P. パイロット込みで計10名. 長崎・大村空港を12:45に離陸し,30分強. 波に影響されず上空から軍艦島を楽しんできた.
ちなみに,かかった費用は,T303=14万,172P=8万. どっちもフルに搭乗すれば1名あたり3万弱. ただし,172Pは高翼機かつ,低出力のためじっくり遊覧するにはこちらの方がダンゼンおすすめ.
軍艦島遊覧飛行まで,多少時間があったため,いったん路線バスにて大村市内へ出かけ,早めの昼食を取ることに. 全員で名物「大村寿司」を食べる. 昼前からのビールがうまい.
現地集合メンバと,途中で合流し,空港へ戻る. すでに遊覧飛行の準備ができているとのことだったので,すぐに,到着ロビー脇の佐賀航空事務所へ.
氏名,年齢,住所を手書きで搭乗者名簿作成. 手荷物検査等全くなしで,事務所の中を突っ切り,制限区域内へ. 目の前に,小型機が2機駐機している.
地形の影響か,長崎市上空では多少の揺れがあったが,まったく問題なし. 想像以上の軍艦島上空からの景色を楽しむことができた. けっこう良かったので,類似の企画ができるなら,またチャーターしても良いと考えた.
あっというまに戻ってきた後,バスにて長崎市内へ. 15:20 ホテルにチェックイン. 夕食へ出る前に,翌日のクルーズ集合場所をチェックしに行く. 何しろ,ストリートビューではホントにこんなところに会社があるのだろうか?
というほど,寂れている.
17:30ホテル出発. 酷道324号を経由して,料亭一力へ. 長崎最古の料亭とのことだが,前回の花月よりは堅苦しく無い.
暑かったせいか,ビールがすすむ. 料理の量は適度で良かった.
食事後,無計画に夜の稲佐山へ行くことに. タクシー分乗してロープウェー乗り場へ. ここで想定外. なんとロープウェイ1時間待ち! 稲佐山は3回目だが,初めての経験. ここまで来たら,「行ってやるぜ!」ぐらいの乗りで,タクシーにて山頂へ向かうことに.
...これまた,途中から渋滞! タクシーを捨てて,無料シャトルバスで山頂へ向かった.
今回は,夜景を撮る準備をまったくしてこなかったので,タダ単にぼーっと眺めて,「酒が抜けたなぁ...」などと言いつつ,中腹まで歩いて降りることに...
ところが,中腹でまったく移動手段が無くなりました!(笑)
30分以上,タクシーを捕まえようとねばりましたが,あきらめて呼びました.
往復6000円ってとこでしょうか?
23時過ぎに宿へ戻り,ほぼバタンキュー.
2013年7月14日(日) 5:30起床...とゆーか,いつも通り目が覚めた.
朝食後,8:15チェックアウト+出発. 徒歩5分の,軍艦島クルーズ船受付へ向かう.
天気,晴れときどきにわか雨...微風.
今回,上陸することはできるだろうか? 出港時の長崎港はまったく波がない.
クルーズ船は,定刻9:00に満員の乗客を乗せ,長崎港を出港. 20分後に伊王島を経由して高島へ.
長崎港外出たが,まだ波は許容範囲だ. 台風の余波など,まるで感じない.
高島で約40分,炭鉱資料館見学. ボランティアらしき説明員(炭鉱OB?)が多数いるが,質問に応じてもらえなかったのはちょっと残念.
見学後,出港. すぐに端島(軍艦島)が見えてくる.
やはり,間近に見ると異様だ...波が8mの岸壁を洗い,越えているのが見える.
着岸予定の桟橋も,全体が波をかぶっているため,上陸を断念. 今回も軍艦島ツアーは失敗に終わった!
長崎帰港後,例のカフェオリンピックへ.
トルコ人がクレームを付けた,トルコライスを8食注文するが,なぜか6食しか出てこない.
クレームを付けたら,1食だけ出てきた. けっきょくすべてが出てくるまでに1時間近くを要してしまった.
1.2mパフェはすんなり出てきたのに...
食事後,レンタカーの借り出しに多少トラブルはあったが,先月より公開の始まった針尾送信所を経由して,長崎空港へ.
針尾送信所は3年後をメドに全面公開を検討しているとのことなので,この頃をねらって軍艦島へ三度目の正直を計画したいと考えている. |
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今回,遊覧飛行をチャーターした,SGC佐賀航空.
セキュリティチェック等は無く,事務所内を通り抜けて制限区域内へ... |
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今回乗機した,セスナT303. 居住空間は結構広い. |
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離陸後,8分ほどで長崎市上空を通過. 高度約800m,平和記念公園等も,しっかり見ることができる.
一昨年,橋で接続され陸続きとなった伊王島をパスして,いよいよ軍艦島へ...
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上空から見た軍艦島. しっかり軍艦に見えます. (枠のある画像はクリックで拡大表示) |
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波しぶきが上がり,船が航行しているように見える. |
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かなり崩壊が進んでいるようだが,屋上の神社などは原形が確認できた. |
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長崎空港へ戻ってきたら,ちょうどオリエンタルエアブリッジのDHC8-Q200が離陸するところ... |
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前後して...
遊覧飛行前には,大村寿司を食べました.
暑かったし,昼からビールがうまい.
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長崎市には,車が通行困難な道が多数存在するが, ある意味R324もそんな酷道. この,商店街部分はほぼ通行困難である.
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夕食は,料亭一力へ.
この日は,大安吉日のため,何件か結婚式で断られ,ここにたどり着いた. |
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料理に派手さは無いが,まぁココもアリかと...
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食事後,地元民の案内で,こんなところに連れて行かれた.
旅のなんとかは...のイキオイで,フェチみくじと,ドSみくじを購入. 中身は,Upするほどもない,どーでもいいものだった. |
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このあと,稲佐山へ.
超渋滞.
とくに撮影機材持っていなかったので,こんなもので... |
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大村線,大村駅の駅スタンプ
今回は,一度も鉄道使わなかったけど,駅前まで行ったので押してきました.
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■2013年7月14日(日) |
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長崎港を出港...いつものところにイージス艦(今回は「ちょうかい」)が係留されていました.
高島を出ると,すぐに軍艦島が見えてきました.(右)
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けっきょく,海は台風からのうねりで,カメラ水平に保つのが一苦労...
でも,それが航行している船に見えないこともない.
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去り際,上空に飛行機雲が...
徐々に,島が近づいている!
ここまで来たなら,もう一度チャレンジしてやるぞ!
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かえりがけに,針尾送信所へ.
3年前までは,海自が実際に使っていたそうだ. 通常案内してもらえない,送信塔内部も見せてもらえた.
昔は,自由に入ることができ,内部のハシゴも登ることができたそうだが,現在は閉鎖されている.
3年後をメドに,全施設を整備公開するそうなので,軍艦島再々チャレンジを含めて,再訪問したい. |
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トルコ人は,豚肉喰わない! とクレームが付いた,長崎名物トルコライスと,1.2mパフェ.
今回は9人がかりで完食! |
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