キューバで電車を運転してみた
■2.往路(成田-メキシコシティ-ハバナ)

ANAのビジネスクラスに乗ったら,まずはスーパードライで乾杯...


 2017年4月28日(金),1日早くGWに突入,午前中に大物の洗濯をして成田空港へ.
 乗り継ぎ時間を含め,約20時間の移動となるため,まずはシャワー.
 機内食があるためラウンジでの食事は避け午後ティー程度にした.
 今日のスケジュールは
 成田(17:05)→(15:20)メキシコシティ:NH180
 メキシコシティ(18:35)→(22:15)ハバナ:AM453
 NH180を使って乗り継ぎのAero Mexicoは同時購入できるようなのですが,Cuba行きは対象外のようで成田では乗り継ぎ分までスルーチェックインができず.
 メキシコシティで自力でやってね!と言われてしまいました.
 ただ,なぜか預け荷物だけはタグがハバナまでつけられています.

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 2月から運行開始したANAのメキシコシティ直行便NH180は,ほぼ定刻に離陸.往路は12時間non stopです.
 機内では,Rogue Oneを見ながら洋食をいただき,仮眠.
 しかし,787のStaggardは777と比較するとやはり横幅が狭いような気がするのは気のせいでしょうか?

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 NRT→MEXのNH180便は順調に飛行し,ほぼ定刻にメキシコシティへ到着.
 メキシコシティは,空港を境に無人の荒野と,住宅密集地がくっきりと分かれている,なぜでしょう?
 MEXでは第1ターミナルへ到着,入国審査後,いったん預け荷物をピックアップし,スルーチェックインしていないのになぜか,荷物だけ再drop...ここで,ものすごくロスバケを心配してしまいました.

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 荷物を再dropした後,空港内モノレールに乗ってAero Mexicoのメインターミナルである第2ターミナルへ移動します.
 MEXでは第1ターミナルと,第2ターミナルはかなり離れてので,移動には,無料のモノレールを使うか,有料のバスを使って公道を移動しなければなりません.
 モノレールは単線で1編成のみの列車がひたすら往復しており,このモノレールに乗車するためには移動先Terminalでの搭乗券が必要で乗車口でチェックされます.
 乗客は,乗り継ぎ客と航空会社職員が半々ぐらいですが,航空会社社員も容赦なく座席の奪い合いに参戦してくるので,座りたい人は気合いを入れてください.

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 第2ターミナルは,Aero Mexico専用で,チェックインはほぼ自動化されています.
 これは,Priority Check-inでも例外では無く,自動チェックインの列に並ばされます.

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 ...で,成田では,ハバナまでのスルーチェックインできていなかったので,自動チェックイン機の列に並び,手続きを始めたところ,「預け荷物はいくつ?」と聞かれ,はて,先ほど第1ターミナルで再dropした荷物は数に入るのだろうか?...ものすごく悩み,けっきょく係員を呼んでしまいました.
 回答0でした.(ここで預けるtagを発行するための個数チェックでした)
 こんなことがありましたが,わりと簡単にチェックイン完了.
 ところが,セキュリティゲートを通ったところで,警備員に呼び止められ,なんと,機内持ち込み荷物をすべてぶちまけることに...
 通常の旅行では,現金をほとんど持ち歩かないのですが,今回はキューバ.クレジットカードが利用できるかあやしいので,そこそこ現金持っています.
 円,ドル,ユーロ...各々,持ち出し制限には引っかかりませんが,それはそれ,日本に比べ,治安がよろしくない国で現金をオープンにされてしまい,とても周囲の目を気にしました

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 個別手荷物検査もどうにかクリアし,ここまで入国審査,ターミナル間移動を含め90分ほど.
 各所に掲示されている乗り継ぎ時間よりだいぶ余裕があったことを報告しておきます.

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 搭乗開始時間までは,Aero Mexicoのラウンジであまり冷えていないコロナを飲みながら,出発時間待ち.
 現地での水事情がわからないので,ペットボトルを仕入れて,AM453へ搭乗しました.

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 B737-700で運行されるAM453,ビジネスクラスは前方3列,12席分設定されていますがめっさ狭いです.膝が前方席にぶつかります.
 窓側席に座りましたが,トイレに出るにも一苦労です.

 3時間ほどのフライトですが,簡単な機内食も出ました.
 今回は,生野菜サラダ,チーズとハムのホットサンド,激甘のヨーグルトっぽいもの(笑)をハイネケンで流し込み,ほとんどリクライニングできないシートでハバナへ移動しました.
 なお,帰りのフライトも,まったく同じメニューでした.
 同じ距離の台湾線ビジネスクラスの方が,サービスがもっと良いです(値段も倍以上違いますけど)

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 さて,遅延率70%といわれているメキシコシティ空港をほぼ定刻に離陸し,順調に22:00すぎにハバナ空港へ着陸しました.
 ほぼ先頭でイミグレを通過し,ここまではとても順調だったのですが...
 荷物が出てこない...
 待てど暮らせど出てこない...メキシコシティ空港でのこともあったのでロスバケも心配しましたが,他の人の荷物も出てこない...
 ようやく出てきたと思ったら,Priority Tagまったく関係なし.
 荷物はポツポツとしか出てこない...
 ようやく受け取れたと思ったら,すでに外にある両替所には長蛇の列ができていました.

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 ここは,キューバ...
 外国人は兌換キューバペソ(=CUC)を持っていないと,タクシーにすら乗車することができません
 ここでも1時間ほど並び,ようやく空港を出ることができたのは,日付も変わった頃でした

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 ここからホテルまでタクシーで30分
 35CUC,統一料金らしく,ここでぼられることはありませんでした.

 ホテルは,先に書いた,メルキュール セビリア(推定築200年).
 0時を回ったというのに,ホテルロビーは明かりが煌々として,宿泊客らしき人々がBarで飲んでいます.
 わたしは,長時間移動に疲れたので,さっそく部屋へ入りたかったのですが...
 受付時にmailでチェックイン時にUS$950払ってね...と連絡があったので,きっちり釣り銭が不要なように米ドルかき集めておいたのに,
 いざチェックイン時に...CUCで払え...と...
 CUCと米ドルは連動しているとはいえ,米ドルからCUCへ両替するには5%の税金が取られます.
 これだったら空港で日本円から両替しておくんだった...

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 室内は,天井がとても高く,エアコンも効いておりかなり快適です
 ...ところが,後で判明
 エアコンの温度調節がまったくできません
 寒いか,暑いか...
 ベッドには掛け布団等はなく,夜中にたびたび寒さで目を覚ましました

 風呂の湯量は問題なし...といいたいところですが,シャワーにすると極端に出が悪くなる.
 トイレ紙は,字が書けるぐらいの品質です
 日本からひと巻き持って行って正解でした.

空港周辺は,居住地(写真奥)と,それ以外がくっきり区別されていました
滑走路脇には,飛行機墓場が...
東南アジアとかには空港脇にスラムとかが広がっていたりすることがあるのですがここでは,そのようなことはありませんでした.



さすがに,高度2000m超の空港らしい風景です.



乗り継いだ,ハバナ行きAM453のビジネスクラス機内食
一応,暖まっていますが,せっかくのパンがべしょべしょになっています.



着陸直前のハバナ市街
さすがに,日本とは比べ明かりの数が少ないように思えます


 
宿泊先の「Hotel Mercure Sevilla Havane」
古い建物なので,天井めっさ高いです.


吹き抜けのグランドフロアには,shopが入っていますが,
ほとんどが,開店休業状態
葉巻ショップへ入りましたが,欠品率が高かったです.

  
室内には,サービスでハバナクラブのハーフボトルがありました.
ミネラルウオーターもあります.
バスタブに設置されているシャワーカーテン代わりのガラス扉は,いけてません.
内側に閉まってくるため,おちおち体を洗っていられませんでした.

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