■2013年10月24日(木)
 今日の計画は,午後イチまでメークロン線. 午後からは,まったりのハズだったのですが...
 メークロン駅へは,中心部からひんぱんに乗り合いバスが出ているようなのですが,80kmぐらい離れているのと,タイの交通事情をまったく調査していなかったので,車で向かいました.

 ホテルを朝7:00前に出発. ひたすら西へ高速を飛ばします.
 車は,チャオプラヤ川河口近く,ほぼ0m地帯の塩田内をひたすらまっすぐに西へ... 8:10すぎに,メークロン駅へ到着しました.
 まずは,駅で次の列車到着時間をチェック...あぁ...やはり,時刻表と異なっています(笑).
 9:55着,10:20折り返し発と書かれています. 1時間半ほど時間があるので,当然市場を含めた周辺散策へ行くことにしました.

 途中で,英語系中学校の遠足?に遭遇...聞き耳を立てていると,9:55に列車が来るから,9:45にはこの場所に戻ってくるように...ヤバイ,これは9:40には場所取りしなければ!(笑)

 そんなこともあり,9:20に駅へ戻ってきて,駅ソバを食べる. 薬味の一味唐辛子をちょこっと入れたが,これがものすごく辛い. 日本のつもりでドバドバ入れたら食べられなくなるところであった.
 味は,かなり美味い. 滞在中,一日一食はこれでも良いくらい.
 具に,カマボコっぽいものが入っている. 市場で売っていたやつかなぁ...

 タイ語の大音量でのアナウンス(内容不明)があり,手動踏切が降りてきた...現地の人たちは,かまわず線路上を歩いている...
 なにはともあれ,列車接近時の恒例行事を間近で見ることができて大満足. 今回はそれだけでなく,乗務員との交渉に成功. 折り返し列車の乗務員室でかぶりつき見物できることになり,さらに大満足でした.

 午後ホテルへいったん戻ってきて,両替へ行き,見よう見まねで路線バスへ乗車. ルンピニ公園へ行きました.
 ワタシ的には,失敗. 15:00過ぎのタイはけっこう暑い. ルンピニ公園はこれといった被写体も存在せず,一周して汗だくになりました.

 ルンピニ公園から,BTSサパーンタクシン駅までトゥトゥク(トゥクトゥクと発音したら通じなかった)に乗り,チャオプラヤ川へ...ここから,無料の船に乗りニューハーフショウへ...ここで,突然の豪雨...船に座っていた人がみんな窓を避け中央に寄り集まってしまいました.

 ニューハーフショウは,けっこう子供も見に来ていた.
 最後に,メイドなニューハーフと,ツインテールなニューハーフの写真撮りたかったのだが,全員ドレスになってしまって判別つかなかった.

 途中で,翌日の朝食を買い,22:00にホテル帰着.
 農産物直売場のように,"塩"直売場が数キロにわたって続きます.

 70分ほどで,メークロン駅へ到着. 切符売り場はホーム(段差ほとんど無し)上にあります.

 この写真を見ただけで,ここに線路が走っているとわかるでしょうか?

 
 メークロン駅...駅周辺だけは,露店は少しは遠慮しているようです.
...が,線路上の特等席では,飲み物を売っていました.
 
 次の列車は,9:55到着,10:20発となっています.
 駅のホームでは,足踏みミシンでなにやら営業中.
 そして,30mぐらいでメークロン川へ突き当たります.
 

メークロン川対岸からは,頻繁に渡し船がやってきます.
このへんは,ほぼ0m地帯...

 
 さて,さきほどの飲み物屋台の反対側から200mほどは,線路上が市場になっています.
 海が近いので,魚介類が多いですが,野菜,肉,豆腐,たこ焼き...なんでも有りです
  

駅前というか,ほとんどホーム上でソバ(米粉)たべました.
けっこう美味い. でも,薬味はパクチーです
 
 市場を突っ切ると,ホントに線路が生きているのか疑問に思うほどの軒下線になっています.
 このまま,列車が来なければ,ホントに廃線跡かと思ってしまうほどです.

 
 でも,列車は来ます.
 突然,大音量でアナウンスが...そして,遮断機が下り始めました.
 でも,観光客はここからがホンバン...と踏切内から出ようとしません!(笑)
 
 テントが折りたたまれ始めましたが,線路脇の商品はそのままです.
 まぁ,線路上でなく,外側ならまったく問題ないわけですが...
 
 列車が見えてきました.
 まだ,折りたたみ作業は続いています.
 
 列車が通過するまで,テントを持って耐えます. 今日は晴れているから良いけど,雨の日はたいへんそうです.
 
 おばちゃん:はいはい,そこ危ないヨ!
 
 列車が通過し終わると,何事も無かったように,テントが広がりました.

  
 列車は,到着してすぐに車内清掃が始まりました.
 あれだけいた観光客は,まったく乗車しません. 乗客はほぼ100%地元住民. みんな,日陰側に座っています(笑)
 車両は川崎重工製です. 冷房無し,トイレ有り(タイ式で,シャワーが付いています)
 シートは,ポリカーボネイト製
 
 きちんと,トイレまで清掃していました.
 
 車両端には,いわゆるシルバーシート...ただし,僧侶も優先です.
 ドアは,日本の地方と同じ...ボタンを押さないと開きません.
  
 まどは,雨期でも解放できるように,かなり頑丈な鎧戸が付いています.
 この,中途半端付いている鉄格子の用途は不明です.
 運転席の位置は,日本とは左右逆. ただし,マスコンの配置は同じでした.

  
 出発間際になりました. 例によって,大音量のアナウンスが...
 そして,徐々にテントが折りたたまれていきます.
  
 安全が確保できたところで,駅員が手旗信号で出発の合図.
 そう,このメークロン線にはATSはおろか,信号機さえ存在しません!
 
 ここからは,許可をいただき,乗務員室から撮影...
 この位置からみるのも,なかなか壮観です.
 

 
 線路は,多少のカーブはありますが,ほぼ直線.
 ですが,整備状況がこんな感じですので,最高速度は30km/h止まりです.
 
 1時間ほど乗り,ほぼ中間のバンナクワーン停車場で下車...待たせていた車に乗り込み,市内へ戻りました.
 いやぁ...ちゃんと待っていてくれて良かった...いなかったら,次の列車までうん時間待つところでした.
 

 タイ国鉄の乗車券...バンナクワーンまで約16kmで,6バーツ=22円ぐらい.
 右下は,路線バスの乗車券,8バーツと,メークロン線の時刻表.
  

  
 閑話休題...
 タイのマクドナルド...ドナルドはどこいっても合掌しています!
 そして,トゥトゥク乗りました. 乗用車の間を縫って走るので,けっこうスリル満点.

 
 夜はニューハーフショウへ...
 
 よく見ると,ワシより背高いし,ごついです!(笑)
 



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