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■カッパドキアの朝
5/2(土)。トルコ2日目の朝が始まります。
5:00に起床しました。
朝食は8:00からですが,なぜこんな早朝に起床したかというと...カッパドキア全体にフライトするバルーンを眺めようと考えたからで,日の出の6:00にあわせて行動開始のつもりでしたが,薄明るくなってきた外を眺めると,既に多数のバルーンがフライト開始しています。
洗顔もそこそこに,あわててバルコニーへ出ました。
寒いですが,壮観です。 100機近くのバルーンがフライトしています。
よくもまぁ,接触しないモノだと!
しばし眺め,明日の自身のフライトに胸が高鳴ります。
寒くなってきたので,部屋へ戻り8:00に朝食へ行きました。
カッパドキアは,標高1000m以上あります。 周辺の山にはまだ,残雪が見えます。
この寒さだけは想定外でした。
■現地ツアーでカッパドキア観光
今日は,カッパドキア観光のため,現地発着ツアーに申し込んであります。
一概にカッパドキアといっても,かなり広範囲なため個人で個別に回るのはかなり非効率です。
このため,現地ツーリストが標準的な観光コースを何種類か準備しており,当日でも参加できるようになっています。
また,ホテルを予約した時点で,ホテルより標準観光コースや,シャトルバスサービスの斡旋が入っていました。
ワタシの場合は,日本にいる時点で代表的な観光地を回るコースを予約しておきました。
9:15にホテルのレセプションまでガイドがピックアップしにくる契約になっていますが,実際に来たのは9:45。
ホテルのスタッフは,「トルコ時間だから...」と笑っています。
もう一組の参加メンバをピックアップし,10:00ツアーが開始されました。
・エセンテペ
ギョレメから5分ぐらい,ウチヒサールへの坂を登り切ったところ,奇岩群を一望できるビューポイントがあります。
町からは多少離れているので,純粋に奇岩群の眺望となります。
・ウチヒサール
エセンテペからさらに5分。
周囲の最高地点にあります。 岩山には大小の洞窟がうがたれ,頂上は近世まで見張り砦として利用されていたそうです。
道を挟んだ反対側は,ソフトクリームバレーと言われ,まだ浸食が進んでいない若い渓谷です。
・カイマクル地下都市
ウチヒサールから30分ほど。
町中の裏路地に入ったところに突如現れます。
地下8階まであるそうですが,現在入ることができるのは地下4階まで。
かなり狭く,アヒル歩きでないと進めない箇所が複数あります。(バガンの仏塔ほど狭くはなかったですが...)
ものすごく,体力使うので自信のない方は要注意です。
この日は人の数が半端なく,優先入場できたのでかなり助かりました。
地下都市は他にも発見されており,最近もニュースを賑わしています。
1TL払って,有料トイレを使いました。
・トルコ洞窟民家訪問
ギョレメ方面へ戻り,エセンテペのすぐ隣。 実際に居住されている方の住居内を見学させてもらいました。
玄関らしきモノはありませんが,下へ続く階段を下りきったところで靴を脱ぎます。
床は,削った岩の上にトルコ絨毯を敷いただけなので,冬場はかなり寒そうです。
トイレは屋外でした。
・ローカルレストランにて昼食
ローカルレストランとのことでしたが,観光客向けです。
ものすごくきれいでした。
しかも巨大です。
観光客が入りづらい,現地住民が利用するような店を期待していましたが...
味は申し分無しです。
・デヴレント(らくだ岩)
道を挟んだ両側にらくだ岩とナポレオンの帽子があります。
多くの奇岩群は,登ったりさわったりできますが,らくだ岩だけは柵で囲まれて近づくことができません。
・パシャバー(きのこ岩地帯)
カイセリ空港からカッパドキア地区へ入ってくると,最初に目にする奇岩群です。
数年前の写真と比較すると,きちんと駐車場が整備され,舗装されるべきところは舗装され,観光地となってしまっています。
洞窟内部に入ることができますが,こちらも出入りや,上下階の移動には体力を使います。
・ギョレメ野外博物館・鳩の谷
古代教会群と壁画が多数残っています。
内部はほぼ撮影禁止です。
教会入り口から祭壇にかけて床は墓穴になっており,昔の人は死体の上を歩いて祭壇へ近寄っていたように思えます。
もっとも,保存状態の良い暗闇の教会は,別料金を取られましたが,その価値はあると思います。
ギョレメ野外博物館の対岸は,鳩の谷になっています。 昔の人は鳩の糞を肥料に使っていたとのことでした。 ワタシはてっきり食用にしていたのかと...
■絨毯を買う
ツアーの最後に絨毯やへ行きました。
ひやかしで,まったく買う気はなかったのですが,乗せられて? 買ってしまいました。
お値段10万円!
モノはまだ届いていません。 6Wぐらいかかるとのことです。
夜は町中へ。
トルコ式石焼きビビンバを食べ,またもや早朝の起床準備のため,早めに就寝しました。
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5:50頃
まだ薄暗いですが,続々と気球が上がっていきます
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かなり明るくなってきましたが,まだまだ・・・
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だいぶ町中から離陸?しているようです.
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よくもまぁ,奇岩群に引っかからないものと思います.
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この写真だけでも30以上の気球が上がっていきます.
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明日に期待をしました. |
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ギョレメもすっかり明るくなってきました.
8:00からはホテルの食堂がOpenします.
肉類はハムぐらいしかありませんが,パン,果物は充実しています
予定よりだいぶ遅れて,10:00近くなってからツアー開始
まずは,エセンテペ へ
木につるされた,例の魔除けが半端なかったです
ここからは,ギョレメへ向かって一面の奇岩群を眺めることができます.
緑の部分は,ほぼ畑
ジャガイモや,ぶどう(ワイン用)が多いそうです
ギョレメの町全景も見えます
エセンテペからさらに車で5分ほど走るとウチヒサールです.
ギョレメの町から見て最も高い岩山があるため,近世まで見張り台が設置されていたそうです.
いまでも,頂上まで登ることができますが,時間が無くて未達です.
駐車場より,アクセスしやすく整備されていますが,整備されているのはふもとまでです.
右の写真は,洞窟を改造した喫茶店.
駐車場を挟んで反対側は,ソフトクリームバレー
まだ,浸食がそれほど進んでいないため,なだらかな様相となっています
つづいて,カイマクル地下都市
ご覧の通り,狭い洞窟が地下8階まで続いています.
観光客が入れるのは地下4階までです.
右の写真は,ワインの絞り場. バスタブ状のところにワインがたまります.
石臼も残されていました
大きな円形の石は「扉」
敵が来たときなどは,扉を閉め心棒を抜いたそうです.
右の写真は,地上から地下8階まで通じる空気抜き兼井戸の穴とのこと
底が見えません.
よく,このようなステップで上り下りできたかと感心します.
一見男子トイレですが,ワインの壺を置いた貯蔵庫らしいです
食品のすりつぶし場?
あまり,写真には人が写り込んでいませんが,各所で大渋滞が発生するほど混んでいました.
昼食前の最後のイベントは,実際に居住している洞窟住居の見学です.
現在は新規に洞窟住居を掘ることは禁止されているらしいので,年々実際の居住者は減っているそうです.
場所は,エセンテペのすぐ近く.
丘の上にある,トイレ・入り口兼用の建物から階段を下っていきます.
四角に整えられた住居は2DK. 全面にトルコ絨毯が敷かれています.
アップルティーのおもてなしを受けました.
アヴァノスまで下り,自称ローカルレストランで昼食です.
...とはいっても,超巨大200~300人はあしらえそうです.
やはり,EFESを注文.
ジャガイモベースのスープと,パイ包み.
メインは,名物壺焼きケバブ.
「焼き」というよりは,煮込みに近いです.
締めはアイスクリームですが,トルコアイスじゃありません.
例によって,パンは食べ放題のため写真なしです.
食事後は,デヴレントへ.
らくだ岩と,ナポレオンの帽子が有名です.
たしかに,この位置から見るとらくだに見えます.
上に登るやつがいるからでしょうか? この岩だけ接近防止柵が設けられています.
こんな感じで,登るやつがいるわけです.
...というより登るようにルートが作られています.
かくいう,私も登りました.
ナポレオンの帽子に見えないことも無いですね.
ナポレオンの帽子の右奥には,小鳥のキス
岩の中が,ハート型に空いています.
パシャバー
三姉妹とか,大きな奇岩群が林立しているところです.
幹線道路から近いためか,かなり整備されています.
Net上で5年ぐらい前の写真を見ると,まだ舗装されていません.
ここのところ,急速に近代化されているのでしょうか?
洞窟内の階段とか無い箇所は,このように体力勝負です.
ここで,初めてトルコアイス食べました.(ピスタチオ味)
どこ行っても,5TLです.
実は,大きな町にはバーガーキングがあり,ここではソフトクリーム1TL(=約45円)!
地元の方たちは,やはりバーガーキングを選択しています.
ギョレメ屋外博物館
教会群が残っています. 壁画も一部は良い保存状態ですが,
洞窟内の写真撮影はほぼNGでした.
かなり大きな食堂跡.
当時はかなり薄暗かったと想像されます.
今日も,よく歩きました.
水分が不足しています.
夕食は,気になっていたトルコ式鍋焼きビビンバです.
いやぁ...これがビールがうまくてうまくて...(笑)
手持ちが心細くなってきたので,50TLですがカード決済...
カッパドキア周辺の略図です.
ツアーガイドからもらいました.
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