10.再びイスタンブールへ


■パムッカレ-DNZ(デニズリ)空港間での出来事
 5/5(火)。予定通り起床。
 5:30にチェックアウトするべく,レセプションへ行きます...が,施錠されており,入れません。
 支払いは前日中に済ませているので問題ありませんが,鍵と借りたガイドブックを返却できないためレセプション前のベンチへ放置してきました。
 大丈夫だったでしょうか?

 バスは時間前に到着。 この国に来て初めて時間を守った交通機関かもしれません。
 誰も乗っていません。30TLで貸しきりか?...と思いましたが,残念,いくつかのホテルをまわり,ほぼ満席でDNZ(デニズリ)空港へ向かいました。

 ところが,このバスには予約だけして料金を支払っていない乗客が二組いたのです。
 一組はインド系のアメリカ人? もう一組は韓国人のようですが,移動中に運転手ともめだしました。
 アメリカ人とは,二人でUS$30-であっさり決着。それでも,1.5倍の運賃ですが...
 韓国人とはなかなか決着しません。どうやら,一人30EUROと言っているようです。 ついに,バスを路肩に止めて口論しだしました。
 こっちは,タイトなスケジュールなので迷惑な話です。
 ツーリストオフィスと電話しながら,なにやらもめています。
 けっきょく,空港に着いてから払うから...となったようです。 バスはどうにか動き出しました。


■イスタンブールへ(TK2577)
 7:00過ぎにDNZ到着。 離陸まで1時間を切っています。
 空港の写真撮りたかったのですが,例によって入館時のセキュリティチェックがあるので,韓国人の結末は確認せずに,空港ビルへ向かいました。
 今回は,たいした行列もなくチェックイン完了。
 DNZは,これまで利用した空港の中で,もっとも小さな空港で,早朝と,夕方にしかフライトが設定されていません。
 もちろんボーディングブリッジなどはなく,タラップまで徒歩で移動します。
 今回の,TK2577はモノクラス(エコノミーのみ)の設定だったのと,急ぐスケジュールでもなかったので,最後尾の座席を指定しています。

 ところが,DNZでもIST(イスタンブール)でも,最後尾ドアにタラップが接続されており,結果としてすばやく乗り降りできることになりました。

 さて,TK2577ですが,今回の旅で唯一定時運行されたトルコ航空便でした。
 IST-ADB(イズミル)と同様に,フライト時間は30分ほどで,エコノミーですが,しっかりと朝食が出ました。
 最悪,IST到着後に朝食かな?と,考えていたワタシには,うれしい誤算です。
 ほぼ,定刻にIST到着し,メトロへ向かいました。


■メトロ・トラムに乗ってホテルへ
 初日にも書きましたが,メトロのホームは,国際線の地下にあります。
 またもや,国内線-国際線の連絡通路を歩くことになりました。

 今度は,時間に余裕があるのでイスタンブールカードを買います。
 イスタンブールカードは,日本で言うところのSuica/Pasmoに相当しますが,乗車料金が大幅に割引となります。
 まずは専用券売機でイスタンブールカードを買いました。
 この時点では,デポジットと4TLしかチャージされていないので,隣にあるチャージ専用機でチャージしなくてはなりません。
 そう,不親切なことに,購入機と,チャージ機は別々になっているのです。
 あらためて,チャージ機の列に並び直し,いざチャージしようとしたところ,カードを挿入するところがありません。
 実際は,カードを指定位置へ置いて料金を投入する順番なのですが,カードを置く場所の目印シールが,軒並みはがれていて,目標がわからなかったのです。
 後ろに並んでる人が,親切にも教えてくれました。
 無事,チャージ完了。 メトロへ乗ることができました。

 イスタンブールの公共交通機関は,路線ごとの違いはある物の,均一料金です。
 同一路線を乗り続けた方が安上がりなのと,"楽"です。
 イスタンブールでの公共交通機関の乗り換えは,ものすごくたいへんです。
 どのくらいたいへんかというと,同一駅名でもまったく違う場所にホームがあります。
 JRと西鉄の香椎神宮駅ぐらい離れています。 これが普通です。

 何はともあれ,空港からメトロM1に乗車。○つ目の□□でトラムT1へ乗り換え。
 この□□駅だけは,メトロとトラムが地上で隣接しているため,数少ないひじょうに乗り換えのしやすい駅です。
 ここ,ISTでは掘れば遺跡が出てくるため,開発に影響の少ないトラムがいくつか走っています。
 トラムは3連接台車または,連接台車を2両連結して頻繁にやってきます。
 車内に液晶の表示装置が設置されていますが,次の駅名等はまったく表示されません。
 アナウンスもトルコ語メインですので,しばらくは必死に到着駅の駅名表をチェックしていました。

 スルタンアフメドの次,シリケジの前「グルハネ」で下車。
 下車用のゲートはありますが,均一料金のためほとんどの人はホームから車道を渡っていきます。
 ワタシも,キャリーバッグを抱えていたので,前の人に倣って車道から下車。
 駅近くのホテルへ荷物をいったんdropしました。
 IST空港からはメトロ20分,トラム40分の約1時間の移動でした。(どちらも混雑していますが,メトロは始発駅のため座れました。トラムは座席も少ないため,全行程を通してほとんど座れませんでした。)


 DNZ空港
 オトガルからは1時間ほど離れています.
 東の端,平野の外れに位置します.


 シートは,IST-ADBのビジネスとまったく同じ.
 ただし,今回は3人掛けです.


 エコノミーでも,食事はそれなりに出ました.
 下膳しやすいように,パッケージ化されています.


 ISTからは,メトロM1で6つめ,ゼイティンブルヌでトラムT1へ乗り換え.
 この駅は,数少ない乗り換えのしやすい駅です.


 メトロは,ワタシを降ろして出て行きました.
 信号機はシンプルですが,路盤はそこそこ整備されているようです.



メトロ ゼイティンブルヌ駅のすぐ隣に,トラム駅があります.
空港方面からは,ほぼ段差無しで乗り換えが可能です.



 
ゼイティンブルヌから,トラムで16コ目. グルハネで下車.
この駅はトプカプ宮殿, スルタンアフメドなど観光施設と隣接していて,至極便利です.


 
IST空港駅で購入したイスタンブールカード
あると無いとで,自由度が大きく変わります.
けっきょく,観光では一回もタクシーを使いませんでした.


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